7月の英国・スコットランドで行われた、世界のトップ選手が出場するジュニアオープンで見事日本人初の優勝者となった小西健太(瀬戸内高校1年)が、貫禄の優勝となった。小西は昨年男子12~14歳の部で優勝しており、実績は十分だ。
「ほかの選手を気にせず、自分がどれだけスコアを伸ばせるかを目標にした」というだけのことはある。前半で1度は首位の村山駿を逆転して首位に立ったが、7番でボギーを叩き、再度逆転される。スタート時の1打差のまま、ハーフターンをして、迎えた10番ホール(パー5)。2オンするも25メートルのイーグルパットを3メートルオーバーするが、返しのパットを入れてなんとか通算10アンダーパー
にした。一方の村山がボギーとして、このホールで逆転した。「キーポイント」となったのが、12番だ。ティショットを池に入れてしまうピンチ。8メートルのパーパットを残していたが、構えた瞬間「入りそうな予感」がした。そして、パットしたボールはその思い通りにカップインした。
結局2位に2打差をつけて優勝した。昨年に続く快挙に「自分の中ではすごくうれしい」と喜ぶ。この優勝で日本オープン、アジアパシフィック・パナソニックオープンの出場権を獲得した。今後のますますの活躍が期待される。
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