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【いよいよ明日開幕!】 |
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大会前
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競技報告:JGA 写真:Gery Kobayashi |
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2010年度(第43回)日本女子オープンゴルフ選手権競技が明日30日に開幕する。
会場の大利根カントリークラブ・東コースは天候にも恵まれ、練習日にも関わらず1400人のギャラリーが日本一の座を争う選手たちの練習風景に注目していた。
今季USLPGAツアーで5勝をあげ、現在世界ランキングトップに立つ宮里藍は、この日後半の9ホールをプレー。「フィーリングはとてもいい」と2005年大会以来2度目の戴冠に自信をのぞかせた。コースの印象を聞かれると、「気をつけなければいけないのは、4番の長いパー3と18番。雨になれば最初の木がきいてくるし、攻略ルートを見つけてプレーしたい」と警戒する。2年連
続で優勝争いに加わりながら、惜しくも優勝を逃している宮里は、「昨年は、周りの皆さんに恩返しをしたいという気持ちが強すぎて、自分のためにプレーできなかった。今年は自然体でプレーできそう。もちろん、期待をしていただけるのは嬉しいことだし、良いエネルギーとなる。でも、それに応えられるかは別の話。なかなか勝てないのがメジャーであって…勝ちたいと思って毎日プレーはしていく。もちろん期待に応えるための準備はしています」と静かな闘志を見せた。2度目の優勝に向けて大事な第1ラウンドは、「イーブンパーでいいと思います。イーブンパーでホールアウトできれば、首位とは、そこまでスコアも離されないと思うので」と最後まで自然体を意識していた。
昨年の日本女子オープンでプレーオフの末に惜敗した横峯さくら。今年は、1勝を上げたものの、パッティングに苦しむ姿が多く見られている。前週は優勝争いにも加われずにいたが、昨年の雪辱を期して臨む日本女子オープンには、しっかりと照準を合わせてきた。日本女子オープン特有の深いラフに「ティーショットをラフに入れると、ラフから出せないぐらいの長さの場所もあって…無理が出来ないと思ったら、刻む。しっかりと状況判断をしていきたい」と自分に言い聞かせていた。この2週間、韓国人選手の優勝が続くLPGAツアーに「先週は、優勝争いにも加われなかったし、韓国人選手の優勝を止めるという言葉は言えなかった。でも、やっと自分の調子が戻ってきたので。誰かが止めなければいけないと思っているし、自分がその一人になれるように頑張ります」と、女子オープン初優勝と3週間ぶりの日本人選手優勝の2つの期待に応えることを誓った。
もう一人、日本女子オープンの優勝争いの一角を担うと予想されるのが、ツェン・ヤニだ。ツェンは、今季3勝と好調を維持している。特に目を引くのは、通算5勝のうち3勝がメジャータイトルという大舞台に強さをみせていることだ。「得意のドライバーも好調だし、フェアウェイキープを心がけてプレーしたい」と、日本女子オープン初出場初優勝に自信を見せる。「ギャラリーの方々も暖かい声援を送ってくれますし、明日からのラウンドをとても楽しみにしています。明日は、この試合に出られたことを感謝して、笑顔を保ってプレーしたい」と、愛らしい笑顔で意欲を語った。
なお、明日の第1ラウンドは7時のティオフを予定している。
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