ツェン・ヤニは、今シーズン、メジャー第1戦のクラフトナビスコ選手権、第3戦の全英女子オープンを制している。デビューイヤーの08年全米女子プロと合わせてUSLPGAツアー5勝のうち3勝がメジャータイトル。今年は、欧州女子ツアーに組み込まれている全豪女子オープンでも優勝しており、ナショナルオープンにも滅法強い。9月のP&Gアーカンソー選手権での逆転優勝が、現在の好調さを物語っている。
日本女子オープンでナショナルオープンのタイトルをさらにひとつ加えるか。
P&Gアーカンソー選手権といえば、最終ラウンドでベストスコアの64をマークした宮里美香がUSLPGAツアー自己最高の3位に食い込んだ。昨年の日本女子オープンでは3日目までトップを走っていた。最終ラウンドにスコアを崩したものの大会を盛り上げた主役のひとりだった。
今年こそ…の思いを強くしてのリベンジ出場となる。
迎え撃つ日本女子ツアーの選手では、横峯さくら、藤田幸希両選手に注目したい。横峯には、昨年大会最終ラウンドに猛追しながらプレーオフで敗れた口惜しさがある。そして、藤田は日本女子プロゴルフ選手権に続いての日本女子オープンで、両公式戦の年間制覇がかかっている。
そして、一昨年は李知姫、昨年の宋ボベに続いての韓国勢の3連覇はあるのか。アン・ソンジュ、全美貞、ヤングキムらもあなどれない存在ではある。 |