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【勇気を出してバーディラッシュを見せた有村】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi |
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首位と2打差。2アンダーパーの4位タイにつけた有村智恵が、実に戦う選手たちの心情を素直に出しているような興味深いことを言っていた。
「このところ、自分にプレッシャーをかけすぎてしまってゴルフを怖いと思ってしまうことがありました。今日は、思いっきり振ることを心がけてやったら、うまくいきましたし、気持ちよくゴルフが出来ましたね」
難しいコースセッティング。ティーインググラウンドに立っても、攻めあぐむ。深くて堅いラフ。フェアウエイの幅が狭い。しかも弾道を想定すると、肝心なところに大きな木が立っていたりする。グリーン回りにしても「一度、怖いと思ったら、身動きできなくなるぐらいに怖さを感じる
」のが、メジャートーナメントのコースセッティングである。だから、どうしても「丁寧に丁寧に、曲がらないように、曲げないように、安全に…と、スイングが小さくなるんですよ。思い切りがなくなって、結果的にボールが曲がってしまったりするんです」というのだ。
そこで有村は、怖さ、コースの難しさに怯むのではなく、それを十分承知した上で、勇気を出して「思いっきり振り切ろう」という気持ちに切り替えた。
「ドライバーは、まだまだ安定していませんけど、(気持ちを切り替えたことで)アイアンショットがよくなって、バーディを多くとれました」
出だし10番ホールでボギー。12,16、18番でバーディとして、ハーフターンをした。1番でまたボギー。それでも、有村は消極的なプレーをしなかった。2、3番でバーディ。5番ホールでダブルボギーにしたものの、6番ホールですぐにバーディをもぎ取った。この大胆さと繊細さのバランスが崩れなければ、明日以降も、ダイナミックなプレーを見せてくれるに違いない。
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