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【横峯さくらは7打差からの逆転を狙う】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
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試合前の練習ラウンドでコースの状態、設定を確認した横峯さくらは「優勝スコアは2ケタには届かないな…」という印象を抱いたという。「パープレーを基準に、そこから少しずつアンダーパーにしていくしかない」という自分なりの流れも想定していた。
73、71、71という3日間のスコアは、その想定からすれば、けっして悪くはない。むしろ、想定どおりといっていいだろう。横峯がホールアウトしたとき、コースでは宮里美香が14番を終えて11アンダーパーまでスコアを伸ばしていた。そして、インタビューが始まった。「美香ちゃんが、凄すぎです。よっぽど調子がよくて、内容もいいんでしょうね。どうすれば、このコースで2ケタア
ンダーまでいけるのか、私にはわかりません」
口をついた言葉は、まず、そのことだった。そして、自分の第3日のプレーを振り返る。「このコースでは、難しいことなのかもしれませんが、ボギーを先行させずにパーでしのいでいってバーディチャンスをものにする。その流れが大切だと思います。ボギー先行では、それを取り戻すのに、凄く大きなエネルギーを使わなければならないので、精神的にも自分を苦しい状況に追い込んでしまう。それは、わかっているのですが、今日も、結果は逆でボギーを先行させてしまいました」
3、5番のボギーである。オーバーした分を取り戻すのに5ホールを費やさなければならなかった。「9、10番の連続バーディで、ようやく第3日のスタートラインに戻れた感じ」と横峯。13、15番とさらにバーディを奪っていくが、18番パー5で第2打が松の根近くに止まる不運もあってのボギー。結局4バーディを奪いながら、伸ばしたスコアは1打だけにとどまった。
昨年は、6打差からのスタートで最終ラウンドに65と大爆発、プレーオフにまで持ち込む破壊力を見せた。今大会の最終ラウンドは、さらに1打多い7打差でのスタートになる。
「どこまで迫れるのかわかりませんが、きょうの後半は、かなり噛み合ったゴルフになってきました。前半でボギーを先行させないようにちょっと丁寧にスタートして、バーディを先行させる流れを作って、いけるところまでいきます」
昨年大会のリベンジ。横峯は、まだ諦めていない。
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