|
|
|
|
|
|
【宮里藍は12番のバーディ逃しを悔やむ】 |
|
|
第3日
|
|
競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
|
|
100ヤード前後からピンを攻める。宮里藍のショットには凄味さえあった。スタートの1番では、グリーン右手前のラフから寄せた1.5のパーパットをはずしてボギーとしたが、その後は、ずっとコントロールされたショットを放っていた。3番パー5では、ピンまで100ヤード。そのピンに一直線に向かうピッチングウェッジのショットで1メートルにつけた。5番では120ヤードを9番アイアンで、これまたピンそばに。さらに8番でもコントロールショットでチャンスを作り、確実に決めた。
「きょうは、ゴルフの内容がすごくよかった。自分としては、しっかりと自分のゴルフができている。(宮里)美香ちゃんが、凄すぎるんだよな…なん
て思いながらラウンドする余裕もありましたから」
12番パー3ホールでは、ピン横1メートルにつけた。完全に追撃モード突入と思わせたが、このチャンスを逃してしまう。曲がるラインではあったが、その曲がりを大きく読み過ぎてしまったのだ。
絶好のチャンスを逸したことで、自分の心に自分で小さなトゲを刺すことになる。続く13番パー5でバーディを奪ったものの、トゲは残ったままだったという。そして、好調だったショットが14番から、ブレはじめてしまう。
「そんなことではいけないんですけど、12番のミスを引きずってしまいました。今思えば、その影響でしょうが、スウィングのタイミングが合わなくなってしまって…」
ラフに打ち込む。冷静に脱出、レイアップして次のショットで勝負をかける。前半は、それでピンチをしのいだホールもあったのだが、肝心のタイミングが合わなくなっては、リカバリーもきかない。15番からの4ホールで3ボギー。追撃モードに自らブレーキを掛けた。
ホールアウト後、クラブハウスで顔を合わせた宮里美香には「明日、一緒に回りたかったです」と、言われた。「私も、そうしたいと思っていたんだけどね…」と返す宮里藍。二人の差は6ストローク。最終組とその前の組に分かれての最終ラウンドのプレーになった。
|
|
その他の記事はこちら
|
戻る
|
|
|
|
|