|
|
|
|
|
|
【宮里美香を追い詰めたアン・ソンジュと上原彩子】 |
|
|
第4日
|
|
競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
|
|
宮里美香を追撃し、今年の日本女子オープンを盛り上げたのは、アン・ソンジュと上原彩子の2人だった。
「去年と違って最後に体力が落ちることがなくなりました。それは減量したことで、持続力がついたと思います。それと、かなり落ち着いてプレーできるようになりました」と語るのはアン・ソンジュだ。前半、3バーディをとって33でターンして、その後、10、12番とバーディをとり、宮里美香に迫ったものの、14番ホールでボギーを叩いてしまった。16番でバーディを取り返したものの、佐伯三貴に1打足りずに3位となった。それでも最終日67のスコアでの追い上げは、賞金女王争いをする彼女にとっては大きな自信。
「最
終日に良いスコアで回れて良かったと思います。この難しい条件でこのスコアを出せたことに満足しいてます。(賞金女王争いを)意識してないというのは嘘になるけど、まだ残り試合も終わってないので分からない事だと思います。来週も今週と同じように、一生懸命に自分のプレーをします」と、かなり自信をつけて女子ツアー終盤戦に挑む。
一方、宮里美香と最終組でプレーした上原。最終ラウンドはスタートしてすぐの2番ホールで、ダブルボギーを叩いてしまった。
「簡単に短い距離のパットを外してしまったので…」と後悔する。それもそのはずだ。一気に攻撃をかけて首位を走る宮里美香に、少しでもプレッシャーをかけて、相手を揺さぶらなければならない立場だった。けれども「あのダブルボギーで、追撃チャンスを掴めなかったのが、やはり大きかったですね」と悔やむ。
もちろん、それで諦めたわけではない。続く3番ホールでバーディと、アグレッシブなゴルフを宮里美香に見せつけていた。それでも「出鼻をくじかれた感じのダブルボギーの後遺症」は、もうひとつ流れに乗りきれないゴルフをさせられる。4番ホールでボギー。そして7番ホールでバーディとし前半37。そして後半に入って、11、12番ホールでバーディを獲った。
「全体的には、パットが調子よかったので、乗れば、チャンスがあると思っていたのに…」そのチャンスをなかなかものにできなかったのである。
「やはりショットに関していれば、もう少し調整をしっかりとやらないと…(宮里)美香ちゃんは、上手いですねぇ」と同郷の後輩を讃えていた。
|
|
その他の記事はこちら
|
戻る
|
|
|
|
|