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【狙い通りの2位入賞を果たした佐伯三貴】 |
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第4日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
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スタート前の練習場で、佐伯三貴は入念なショット調整をしていた。3番ウッドで、ティアップして、通常の高い球筋、低い球筋。ティなしで芝生の上からのボールで、やはり高い球筋、ライナー性の低い球筋。ドライバーもティアップして同じように、繰り返し練習していた。実際、前半でドライバーを使用したのは、1番と9番だけ。この練習方法をいつから始めているのか解らないが、まさしくこのコース攻略に欠かせないものだと意識しての練習だと思った。
1番でボギーとしたものの、3番、7番、9番ホールと前半で2つスコアを伸ばした。「はい。2位狙いでした」と本人は、言った。首位の宮里美香とは、5打差でのスタート。それをひっく
り返すには、宮里が崩れ、佐伯が爆発的なスコアを出すしかない。けれども、2位狙いと心に決めて、着実に自分のゴルフでスコアを伸ばしていくほうが、雑音なしに集中できるという魂胆である。
「(一時は3打差まで詰め寄ったけれど)途中、リーディングボードも見なかったので、全然解りませんでした。でも、16番ホールで、ボードをみて、こんなに開いちゃったんだと思いました。美香ちゃんも、いいゴルフをしていたので、私は、自分のできることだけに徹しようと思いました。それができた(69)ので、次につながる自信になりました」
日本女子オープン2位という結果が、今後の佐伯のゴルフを変えるに違いない。
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