日本ゴルフ協会が歴代チャンピオンの栄誉を末永く称えるために今年から開催しているチャンピオンズディナーが、13日夜、会場の愛知カンツリー倶楽部で挙行された。日本オープン開催直前に日本人4人目となる世界ゴルフ殿堂入りが決定した尾崎将司選手をはじめ、激闘の末に日本一のゴルファーの座を勝ち取った9名の選手がこのチャンピオンズディナーに出席し、和やかな雰囲気の中でディナーを楽しんだ。
冒頭、安西孝之会長から「このディナーは、皆様方の栄誉を称えるためにJGAが企画したものです。本日、御出席の皆様は、日本オープンというタイトルを獲られ、日本ゴルフ界の発展にも多大な寄与を賜っております。私どもは、その功績を
末永く伝え続けたいと思います」と挨拶をすると、尾崎将司選手に「尾崎選手の世界ゴルフ殿堂入りは大変喜ばしいことです。尾崎選手のゴルフに対する情熱、勝利へのあくなき意欲には感服させられます。明日からの試合も是非、頑張ってもらいたい」と祝辞が述べられ、日本ゴルフ協会から記念銀盆を尾崎将司選手に手渡した。銀盆を受けた尾崎選手は、「日本オープンに優勝すると、JGAから同じような銀盆を渡されます。今日で6枚目となるんですが、これは今年、自分が優勝する吉報かなと。こういうことをいうと、片山晋呉君に嫌な顔をされますが」と出席者の笑いを誘うと、「大変光栄なことです。自分が1971年に愛知CCで行われた日本オープンに出場した年、日本プロで優勝しました。その年に日本オープンを制せられた藤井義将さんに「尾崎は小さいほうを獲ったが、自分は大きいほうを獲ったよ」といわれたことを覚えています。その言葉は一生忘れることが出来ません。こうやって、世界ゴルフ殿堂入りを多くの人に喜んでもらえることに、大きな喜びを感じています」と満面の笑顔を見せた。
チャンピオンズディナーに出席された歴代優勝者の皆さんは下記の通りです。
尾崎将司(1974年、1988年、1989年、1992年、1994年)
羽川 豊(1981年)
中嶋 常幸(1985年、1986年、1990年、1991年)
手嶋 多一(2001年)
深堀 圭一郎(2003年)
谷口 徹(2004年、2007年)
片山 晋呉(2005年、2008年)
Paul Sheehan(2006年)
小田 龍一(2009年)
( )内は優勝年度
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