「昔なら簡単にできたことが、いまは、それが簡単にできない。むしろ、難しい。ショットする前に、これはやっては行けないとちゃんとチェックポイントを自分の中で決めて臨むんだけど、それをやってしまう。後悔しきりだよ」と、3年ぶりに出場したジャンボ尾崎。そういいながらも、気持ちは高揚していることが、言葉の響きで手に取るようにわかる。今回は、キャディも徳島海南高校時代の野球部で一緒だった1年後輩で、元祖エースキャディの佐野木計至さん。過去5回の優勝。その話をつい先日したところ、1988年東京ゴルフ倶楽部ほかで4大会までコース名がすぐに浮かんできた。けれど、最後の1つが浮かばない。どこだどこだと話していて、
ようやく浮かんできたのが、最後に優勝した龍ヶ崎の大会(1992年)だった。【1974年セントラル。1988年東京ゴルフ倶楽部。1989年名古屋ゴルフクラブ和合コース】
AON時代と呼ばれる日本のゴルフ界のゴールデンエイジ。その主役のひとりジャンボ尾崎は、この日、4バーディ・6ボギーで2オーバーパー、55位タイでフィニッシュした。
「前半が1バーディ・4ボギーと悪すぎた。でも、後半、肉体的に辛くなってきている中での3バーディ・2ボギーは、まだまだ現役で戦えと言われているようだろ?」と、日本オープンの戦いを堪能しているように見えた。
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