今シーズンはなかなか調子が上向かなかった甲斐慎太郎が、ここにきてしばしば上位に名前を連ねるようになっている。きっかけは、パナソニックオープンの6位タイだったという。
「ちょっと自信をなくしていたけど、あそこから、戦えるという気持ちになってモチベーションが高まってきた。優勝争いに加わったことで、もっとしっかりゴルフをやらなくちゃ…という思いが強くなった。シードも危ないところから優勝を夢見て目が覚めて。でも、また見たいなと、そんな気持ちです」
10番ホールからスタートして前半の9ホールをパープレーでまとめた後、後半に移って100ヤード以内のショットが冴えわたった。5、6、9番といずれも1~2メ
ートルにつけてのバーディで3アンダーパーまでスコアを伸ばした。3つあるパー5は全てバーディ。「3打目がきちんと打てていたのが、バーディにつながったのかな…。不安だった毎日から、ゴルフが上手くいくようになって自信が上回りつつある。そんな状況ですかね、今は」
日体大時代の2003年に日本アマ、日本学生のタイトルを奪取してのプロ入り。「やっぱり、プロとしては日本オープンに優勝したいという夢があります。最終ラウンドまでその夢が続くように頑張ります!」
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