6アンダーパーの単独トップでスタートした第2ラウンド。H・リーが、この日も68と着実にスコアを伸ばし、通算9アンダーパーで藤田寛之に並ばれたものの、トップの座を守った。アウトからのスタートで3番パー4が最初のバーディだった。416ヤードのこのホール、リーは3番アイアンでティーショット。しっかりとフェアウェイをとらえた後、7番アイアンの第2打を3メートルにつけ、このパットを決めた。5番パー5ではグリーンエッジからのアプローチショットに8番アイアンを使ってのランニングで1メートルにぴたりと寄せた。そして、続く6番では6メートルの距離を沈める。190センチ、91キロの巨漢だが、技は多彩だ。
8
番をボギーとして、アウトは34。インにターンしても3バーディ・2ボギーでスコアを伸ばし、通算9アンダーパーでのホールアウトとなった。
「実は、ティーショットでどのクラブを持っても、不安だった。なんとなく違和感があって…。だからラフでもいい。そう割り切ってスウィングした。そのかわりに、ラフからのショットで思い切り高い弾道のショットを打ち出して、高さでグリーンに止める。そのことに集中したのがよかったように思う」
昨年大会も第2ラウンドを終えてトップタイ。スロースターターで秋口になると本来の実力を発揮するタイプだと自認するリー。今年も優勝戦線に、その名を連ねている。
|