第2ラウンドで67をマークし、午後スタートの選手の中では、藤田と並んでベストスコアで回ってきた武藤俊憲。「デリケートなアプローチが、実に上手く打てて、それがスコアメイクに繋がっているのだと思う」という武藤は、出だしのアウト1番ホールでいきなりボギー。続く3番でもボギーと決していいスタートは切れなかった。「ちょっと集中力が低かったと反省しています。スイッチが入っていなかったんですね」
けれども、その2ボギーで目覚めた。5番ホールでバーディを獲ると、続く6番でもバーディ。7番でボギーとしたものの、すぐに2バーディと獲ってスコアを伸す。インに入ってからは、ノーボギー。13、14、15番ホールと連続
でバーディをとって32で回り、67。通算6アンダーパーの4位につけた。
明日、3日目。話題のアマチュア松山選手と同じ組でラウンドする。
「すごいですね。どういうプレーするか楽しみです。(明日の同組の選手が)遼かと思ってたからちょっと残念です(笑)。でも、良い緊張感で回れると思います。(石川遼とは)東海クラシックの第1、第2ラウンドと回ってそれでも「武藤さん頑張って」って応援があったりして。励みになるし、ボギーで腐ってちゃダメだなって自分でも思います。いい刺激になりますし。切れかけたスイッチが戻ってくるような…」と語る武藤のゴルフは、スイッチが、どう入るかで決まる。
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