2010年度(第75回)日本オープンゴルフ選手権競技は16日、愛知県の愛知カンツリー倶楽部で第3ラウンドを行った。通算9アンダーパーの首位タイでスタートした藤田寛之とH・リーの最終組は、ともにバーディとボギーが交互に訪れ、なかなかスコアを伸ばせないまんじりとした展開となったが、ショットメイカーの藤田が12番のバーディでこの日3バーディ・2ボギーの70とスコアを1つ伸ばし、通算10アンダーパーで単独首位に立った。
1打差2位にはロングヒッターの武藤俊憲が持ち前の飛距離を生かして、5バーディ・2ボギーの68をマークして、明日の最終ラウンドに藤田との一騎打ちを挑むことになった。H・リーは後半シ
ョットが乱れるも、粘りのプレーで1ボギーに抑え、通算8アンダーパーで3位。さらに1打差にアマチュアの松山英樹がつけ、第1回大会以来となる日本オープンアマチュア優勝に望みをつなげた。
首位と4打差の5位には金庚泰がつけ、注目の石川遼は、好調なドライバーショットとは裏腹に勝負どころのパットを決められず、前半で1つスコアを落としたものの、後半3バーディ・1ボギーと盛り返し、通算5アンダーパーの6位でホールアウト。明日、逆転での日本オープン初制覇と史上最年少優勝記録の更新を狙う。
|