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Championship Reports
競技報告
【小平は雨中のラウンドも耐えるゴルフで通算+2】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
南米特有の樹木が生い茂る林間コースの趣を持つオリボスGCでのプレーとなったこの日の日本チーム。小さなアンジュレーションがある大きなグリーンと狭いフェアウェイが特徴のこのコースは、練習ラウンドから日本チームが攻略に苦労させられていた。ただでさえ難しいオリボスGCでのラウンドとなった日本チームに強風と雨、雷雲接近による中断など追い討ちをかけるように苦難が続く第2ラウンドとなった。

その厳しい状況の中で「耐えるゴルフ」を実践して見せた小平智がこの日1オーバーパーでホールアウト。通算2オーバーパーで33位タイから暫定27位タイに順位を上げた。

スタートから強風が吹き荒れたこの日。「出だしは
風に翻弄された」とう小平は、2番ホールでフェアウェイからの2打目を「フォローの風に球が落とされた」と、グリーン手前バンカーに打ち込みボギーが先行。4番では、10メートルから3パットのボギー。7番でもスコアを落とし、厳しいプレーを強いられた。しかし、8番(パー5)で1.5メートルのバーディパットを沈めて「気持ちが落ち着いた」と言う小平は、そこから「昨日思っていた耐えるゴルフをしようと。このまま2オーバーパーで我慢して、チャンスを待とうという気持ちになれた」と、気合を入れなおす。

11、12、14番とバーティチャンスを迎えながらも決め切れない展開も「チャンスを逃してしまったが、雨の中でも良いショットは出来ていた」と前向きな気持ちを崩さず、16番で強いアゲンストの風の中、残り195ヤードのセカンドショットを4番アイアンで1メートルにつけてバーディを奪う。直後の17番では、バンカーに打ち込んで「予想外」のボギーを叩いたが、最終18番で2.5メートルのスライスラインをねじ込んでバーディフィニッシュ。この日は、3バーディ・4ボギーの73。スコアはひとつ落としたものの、暫定順位ながら27位タイに順位を上げた。

「今日は、自分なりに少しは耐えられたと思う。攻めるところと守るところも冷静に組み立ててプレーが出来た」と胸をなでおろす。「明日は、今日と同じように前半をパーで凌いで、余裕を持って後半勝負に持ち込みたい。少しでも順位を上げないと」と苦戦が続く日本チームを浮上させるために、悲壮な決意を語った。

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