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競技報告
【14番の3パットが響いた大田和】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
ひとつのミスがプレーの流れを変える。昨日のラウンドで身をもってその苦しさを痛感させられた大田和桂介だが、この日も14番の3パットで、それまでの我慢が帳消しになってしまった。

強い風の中でのプレーとなった前半。3番ホールでグリーン奥からのアプローチを寄せきれずボギーが先行したものの、「焦ることなく、気持ちも切り替えることが出来た」と7番までスコアカードとおりのプレーを続けた大田和。8番(パー5)で、グリーンエッジからのアプローチを30センチに寄せてバーディを奪い、9番ではグリーン右奥からロブショットでパーを拾い、前半をパープレーで凌ぐ。「9番のアプローチでよい流れを掴んだと思った」大田和だ
痛恨の3パット
が、風に雨が加わった後半にショットが乱れる。10番で「球が捕まらなくなった」と右へのミスが出てボギーを叩くと、12番もティショットを右の林に打ち込みボギー。「パーをセーブするのがやっとだった」と必死のプレーを続けた大田和に、決定的なミスが生まれたのが14番だった。12メートルの上りのバーディパットをまさかの3パット。このミスで我慢の堤防が決壊した。15番では1.5メートル、16番ではティショットのミスで連続ボギーを叩き、この日1バーディ・6ボギーの76。通算8オーバーパーで暫定順位ながら97位タイと大きく順位を落としてしまった。

「後半、自分の生命線であるアプローチの距離感やパットのラインがアジャスト出来なくなって…耐えなくてはいけない場面で耐え切れなかった」とうつむく。ナショナルチームとしての集大成と心に期して臨んでいる世界アマでの不甲斐ないプレーに、大田和自身が一番悔しい気持ちを持っている。「気持ちを切り替えないと。明日こそ、しっかりプレーをしなければ。一打でも、ひとつでも順位を上げなくてはいけないので、全力を尽くすだけ」と自分に言い聞かせる。

光明は今日の前半のプレー。「前半はゲームを組み立てることが出来ている。明日に生かしたい」大田和の復調が待たれる。

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