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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【最後の最後で溜飲を下げた大田和】 |
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自分の集大成として臨んだ今年の世界アマ。様々な思いが交錯する中で連日プレーを続けてきた大田和桂介だが、スコアは思い通りとはいかず、苦悩の日々を過ごしてきた。悪天候のため54ホールでの競技となり、最終ラウンドとなったこの日。最後の最後でようやく自分が納得できるプレーをしてみせた。
日本選手の誰もが「経験したことがない」という強風の中でのプレーとなった最終ラウンド。大田和は、スタートの10番でいきなり3パットのボギーを叩き、12番では左ラフからの2打目をグリーン手前の池に打ち込みダブルボギー。14、15番でも連続ボギーを叩き、前半で5オーバーパーとスコアを落とす。「出だしで躓いちゃって・・・
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最終ホールで7メートルのパーパットを沈める |
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大田和のナショナルチームとしての最後の試合が終わった |
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とても悔いが残るけど、後半に入る前に世界アマでは何が起こるかわからないし、気持ちを切らさずにいこうと気合を入れなおした」
後半に、大田和らしいプレーを披露した。2番(パー5)で240ヤードの2打目を5番ウッドで10メートルにオン。確実に2パットでこの日初バーディを奪う。3番でバンカーショットをミスしてダブルボギーをたたくが5番で1メートル、6番で2メートルを決めてミスを帳消しにする。7番ではプレー中感情を表さない大田和が、1メートルのパーパットがスパイクマークでイレギュラーして外れた直後に、「ラウンドしていて初めて大きな声で悔しさを出した」と世界アマへの並々ならない思いを見せる。その気合が通じたのか8番で135ヤードのティショットを1メートルにつけてバーディ。この日のプレーは、4バーディ・4ボギー・2ダブルボギーの76。通算12オーバーパーで53位タイ。
「後半、自分なりに精一杯のゴルフが出来て、良かったと思うのですが・・・。チームとしてこの順位では。最後までアンダーパーを出すことが出来ず、悔しいです」と肩を震わせる。「日本で出来たことが世界ではできない。上位チームは、この舞台でも普段のプレーが出来ていた。それが自分達とのレベルの差。出来ない原因は、練習量もあるだろうし、経験の差も、気持ちの強さも・・・。帰国してよく整理して、この悔しさと貴重な経験を次につなげます」
優勝を狙った日本アマで3位。日本学生も3連覇を逃すなど今年1年の大田和は決して思っていた通りの成績を残したとはいえない大田和。しかし、今年1年で得た何事にも変えられない経験は、社会人として、またゴルファーとして、大田和を更に成長させるだろう。
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