2011年度(第21回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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Championship Reports
競技報告
【水巻と奥田。それどれのナショナルオープンへの思いがプレーに】
第2日 競技報告:三田村昌鳳    写真:G. Kobayashi / K. Shiba
日本シニアオープンという大会は、当たり前のことだけれど、シニアのナショナルオープンである。そのタイトルは、出場している選手全員が欲しいはず。そういう熱き思いが強ければ強いほど、1打の最後の粘りが発揮されるのかも知れない。

「レギュラーツアーで戦っていたときは、日本オープンに勝ちたいとかいう気持ちよりも、むしろ賞金ランキングの上位に行きたいという気持ちが強かったのかも知れない。でも、昨年、鳴尾(GC)のこの大会に出て、日本オープン、日本シニアオープンの意味合いを改めて知り始めました。遅いよね(笑)。53(歳になってから)でかよって言う感じなんですが…」
水巻は、ひしひしとナショナルオープ
ンの思いを感じ始めたのだろう。
「それにしても(2日目の今日は)よくボギーを打ちましたね。まあ、最終的には予定通りアンダーパー(通算)ならいいと思っているのですけどね」
10番スタートで、バーディは12、15、16番。さらに後半に入って2、8番と5つのバーディをもぎ取っている。けれども、ボギー数も4つ(14、5、6、9番)あり1アンダーパー。通算1アンダーパーで36ホールを折り返すことになった。
「今日みたいなゴルフをしていたらダメだ」と同じ組で回った青木功に叱咤された。
「つまらないボギーがあり過ぎでしたからね。明日からは、気持ちを入れ替えます」
と語った。

優勝への意欲という意味では、奥田靖己も十分持ち合わせている。
奥田は、1993年日本オープンンのチャンピオンである。従って、タイトルの重さも十分体験している。この大会に勝てば、2つのナショナルオープンのチャンピオンになるわけだ。
「それは勝ちたいですよ。いや、選手は、この大会に限らず、やはり優勝したいという気持ちがもの凄く強いですからね」
昨日パープレーで回った奥田は、出だしの1番でいきなりボギー。さらに5番でもボギー。8番でようやくバーディとしたものの9番では「70センチほどのパーパットを外してボギー」としてしまった。
奥田の粘りが発揮されたのが後半である。12、15、16番、そして18番と4バーディとして38・32の70。通算2アンダーパーで2日目を終えた。
なんのきっかけで好転したのか、という質問に「やはり9番で70センチのパーパットを外したことですね。簡単にいえば開き直りですわ。それから、よーくパットが入ってくれました」と答えた。
「自分でも驚いたのが18番のティーショット。あそこは405ヤードあるんだけど、残り距離はウェッジですよ。逆算すれば310ヤードぐらい飛んでたんだろうね。気合いですわ。いや、ほんまに、気合い以外考えられない」と語った。ゲームを諦めたくない、勝ちたいという気合いが、知らない間にゾーンという領域に奥田を引き込んだのかも知れない。

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