2011年の日本シニアツアーは7月のトータルエネルギーCUPで開幕し、全8試合の日程で行われている。
メインイベントともいうべき日本シニアオープンゴルフ選手権は、ツアー第7戦として開催される。ここまでの6試合を振り返ってみると、初優勝者のあまりの多さに驚かされる。
シニアツアーといえば、髙橋勝成、中嶋常幸、室田淳、尾崎健夫の「ビッグ4」が優勝をたらい回しにしてきた感があった。新たな流れが生まれたのは、昨年からだった。
植田浩史、室田淳、真板潔、湯原信光、髙見和宏、池内信治、加瀬秀樹、倉本昌弘、芹澤信雄、倉本昌弘。これは、昨年の全10試合優勝者を順に並べたものだ。なんと室田、倉本以外は全員シニア初優勝者であった。念願の初勝利を挙げて同ツアーでの戦いに自信を深め、今シーズンはさらなる飛躍の年に…と書きたいところなのだが、実情は、大きく異なっていた。 |