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【2位タイのルアンキット。初優勝の知らせが母国への激励にと】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:G. kobayasi / K. Shiba |
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トップタイからスタートしたブーンチュ・ルアンキットは3バーディ・1ボギー・1ダブルボギーのパープレーでスコアを伸ばせず、芹澤信雄とともに室田淳に2打差の2位タイとなった。
「今日は、パッティングがダメだった。バーディチャンスはかなり作れたけど、パットが決まらなかった。ラインが読み切れなかったから、ストロークに集中できなかったし、ヘッドもスムーズに動かなかった」
3番パー3で3パット。ボギーが先行した。6、8番では、それぞれ1.5メートル、2.5メートルにつけてのバーディパットが決まった。これで室田を追撃する流れをつかめたかに見えたが、距離の長い9番パー4ホールで大きく躓く。ドライバーシ
ョットは左ラフ。第2打はラフにからまったヘッドが大きく返ってしまい、グリーン左バンカーのさらに左のラフへ。そこから3オンはしたものの3パットでダブルボギーと、この日オーバーパーへと崩した。後半の16番パー5で、チップインのバーディ。「あれがあったので、運、不運に気持ちが揺れ動くことなく済んだ。いいことばかりは続かない。同様に悪いこともいつか好転する」それが、ルアンキットのゴルフに臨む基本姿勢になっているようだ。
母国のタイでは、首都のバンコクでも洪水被害が出ている。実は、ルアンキットの自宅も、バンコク市内にある。帰国しなくても大丈夫なのだろうか。ルアンキットは、この日のゴルフを振り返ったとき同様に淡々と明かした。
「家族は、バンコクの南2時間ほどのところに避難しているから心配ない。連絡もとれている。市内の自宅は、50センチぐらいしか水かこない地域だから大丈夫だと思う」
家族の無事が確認できた今、自分が帰国するよりも日本シニアオープン優勝のニュースを届けることの方が、母国への激励になるとの思いを強くしているそうだ。
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