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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【苦悩の3日間を終えた比嘉】 |
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昨年、ネイバーズ、世界女子アマ、アジア競技大会の国際競技に日本代表として出場し、手ごたえをつかんで臨んだクィーンシリキット。日本チームのエースとしての自覚から、自分がプレーでメンバーを牽引しなければならないという重圧との戦いは、比嘉真美子(本部高校2年)にとって、厳しいものだった。
2日間、比嘉本来のショットの切れもパッティングも見られず、最終ラウンドに巻き返しを誓ってスタートした比嘉は、2番で3パットのミスでボギーが先行すると6番でセカンドショットをグリーンに乗せられずボギー。しかし、9番で5メートル、10番で8メートルと長いバーディパットをねじ込んで、ようやく流れを掴んだかと思われた
。
このままスコアを伸ばしていくかと思われた11番。比嘉はティーショットを左のブッシュに打ち込みボギーを叩き、「あのホールのミスで流れを止めてしまった」と、その後は持ちこたえることが出来ずに、15番でティーショットを右へミスして5オン・2パットのトリプルボギー。最終18番も5オン・1パットでボギーと、この日2バーディ・4ボギー・1トリプルボギーの5オーバーパー。通算19オーバーパーの個人戦28位に終わった。
「せっかくシリキットの代表に選考されて、期待されていたのに。こんなにメンバーの足を引っ張ってしまって、申し訳ない」と涙を見せる比嘉。「昨年、国際試合にもたくさん出場して、日本ジュニアでも優勝できて。自分でもある程度はいけると思っていたのに…」昨年の経験から培ったエースとしての自覚と自信もシリキットで霧散してしまったようだ。
自分のプレーがままならない苦しみと、それでもチームのためにスコアを落とせないプレッシャー。それに加えて日本代表としての誇り…これまで比嘉が経験したことがない辛さを身を持って経験し、「宮里美香さんや藤本麻子さんに聞いていた国際試合の辛さ…それを痛感しました。この結果は、自分のプレーにとっても、精神的にもダメージが大きいです」と、悔し涙をとめることができない。
しかし、「今までにない辛い経験をしたからこそ、見えてきたものもあります。この経験を無駄にしないよう、様々な面でレベルアップしなければならない。そして、6月のネイバーズで再び代表になれるように…」これまで日本代表として戦ってきた先輩たちの言葉が深く心にしみたであろう比嘉。先輩達が喫してきた悔しさを自らも経験したことで、ナショナルチームのスピリットも受け継いだと思われる。
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