関藤直煕(駅家中学3年)は、「自分は、1番から9番までの前半が苦手で、後半が得意なんです」と言う。優勝争いの中にあって、前半をスコアカードとおりのプレーで終わったことは、関藤にとっては御の字だったのだろう。さらに、首位を走る田辺もダブルボギーを打つなど前半で3つスコアを落とす展開は、自分に優勝のチャンスがあると踏むのも当然だ。10、11番と連続バーディを奪い、チャンスが広がったと思われた刹那、優勝争いと言うプレッシャーが関藤の足かせになったのか、思わぬ展開を呼び込むことになる。12番でボギーを叩くと15番(パー5)では、左ラフから打ったセカンドショットが木の真裏のトラブル。スコアを伸ばしたいパ
ー5でよもやのダブルボギーを叩き、関藤の日本ジュニア初優勝の夢は霧散した。「悔しい」今日のプレーを振り返って、最初に出た言葉だ。それでも、3日間「調子があまり良くない中で、この順位を残せたことは自信になると思います」次こそ、この自信を最高の結果に繋げたい。
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