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競技報告
【初出場の佐伯は苦戦のスタート】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
今年、悲願のナショナルチームメンバー入りを果たし、クィーンシリキットカップで国際競技初出場となった佐伯珠音(沖学園高校2年)は、ティーショットに苦しみ5ボギーの77で第1ラウンドを終えた。得意とするショートゲームに活路を見出したかった佐伯だが、「ドライバーショットが悪くて、左右に曲げてしまった」と、グリーンにたどり着く前に苦戦を強いられた。

6番ではティーショットを左にミスして林に打ち込むミスからボギーを叩くと、8番では13メートルから3パット、9番もティーショットのミスでスコアを落とし、前半を3ボギーで終える。「8、9番の連続ボギーで、暑さもあったかとは思いますけれど、頭が真っ白になっ
てしまった」と落胆の色を隠せない佐伯は、後半に入るとショートゲームにも狂いが出始める。10番では30ヤードのアプローチを寄せきれずにボギー、12番では7メートルのバーディチャンスから、まさかの3パットでボギーを叩いてしまう。

「11番で2.5メートルのパーパットをねじ込んで、集中力を取り戻せたかと思ったのですが、12番でも3パット…」と、日本代表のプレッシャーが佐伯本来のプレースタイルを見失わせたのかもしれない。それでも、13番からはスコアカード通りのプレーを見せたことは評価できる。

「今日は苦しいラウンドでしたが、ダブルボギーは打たなかったので、自分なりに我慢はできたと思う」と話すが、佐伯の落胆は大きい。「今日は3パットを2回してしまって、もったいなかった。明日は3パットをしないこと。ドライバーショットのリズムを修正すること」と課題は多い。「今日より良いスコアを出せるように、自分のリズムを保って最後まで集中してプレーしたい」と必死に前を向いた。

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