|
[国際競技]
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
JGA National Team Official Supplier |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【仲間への信頼感がパープレーに繋がった小袋】 |
|
|
|
1つでもスコアを伸ばしたい。そう思うのが競技者の常だろう。ましてや日本代表として日の丸を背負う立場にいるプレーヤーであれば、その欲求は計り知れないものがある。
傘を差すのにも苦労する風雨の中で、その思いを必死に押しとどめていたのが、日本アマチャンピオンとしてネイバーズに出場している小袋秀人だ。自分が好スコアを出さなければという責任感から攻めのプレーを見せていたが、3番で3パットのボギーを叩いた瞬間、小袋は冷静になった。「やっぱり、スコアを伸ばしたいという気持ちはありましたが、あの風雨の中で攻めていくのは…そこで、低い球を打つイメージで、グリーンの手前からを基本にするマネジメントにしていこ
うと決めました。最低でもパープレーで。アイアンショットは全てスピン量も少なくコントロールして」という戦略の転換が、この後のプレーに見事にはまる。4番で3メートルを沈めてスコアを戻す。5番でボギーを叩いたものの、前半はそのまま1オーバーパーで終える。
後半に入り、風雨が一層強さを増す中、10番では140ヤードのセカンドショットを9番アイアンで2メートルにつけて、この日2つ目のバーディ。この日一番風が強くなった13番こそ3パットのボギーで1オーバーパーにしたが、直後の14番で70ヤードを1メートルにつけて、「最低でも」というパープレーでホールアウトして、チーム戦首位発進に大きな貢献を果たした。ティーショットの飛距離と巧みなショートゲームでスコアを伸ばすタイプの小袋が、パープレーを目標に自分のプレースタイルをここまで割り切れたのは、「自分が…」という責任感と背中合わせにあるチームメイトが必ずスコアをまとめてくれるという「信頼感」があってこそ。小袋には、自分がスコアを崩すようなプレーを選択する余地はなかった。しかし、バーディの執着を忘れたわけではない。「もちろん、ひとつでもアンダーパーを出したい」その欲求を、明日は思い切り発散させてチーム優勝に王手をかけたいと思っている。
|
|
その他の記事はこちら
|
戻る
|
|
|
|
|