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競技報告
【昨年大会のリベンジを期す富村と松山】
大会前 競技報告:JGA 写真:JGA
富村真治
松山英樹
チャイニーズタイペイのサンライズゴルフ&カントリークラブで行われた2011年大会。3位に終わった悔しさを知る富村真治と松山英樹が、前回大会の雪辱を期して明日の第1ラウンドを迎える。

「正直、自分が再びネイバーズトロフィーに出場できるとは夢にも思ってみませんでした」と語るのは富村真治。昨年まで2年間、ナショナルチームメンバーとして活躍してきた富村だったが、思うような成績を残せず悔いが残る1年を過ごした。今年は、体力強化と栄養管理によって肉体改造にも成功。捲土重来で今シーズンを迎えると、東北アマで優勝。さらに日本アマではストロークプレーでメダリストに輝き、ショットの切れに力強さが加わった新
富村真治
松山英樹
たな姿を見せた。その成績が評価されて選考されたネイバーズトロフィーの日本代表の座。富村本人にとっては、青天の霹靂かもしれないが、勝又キャプテンからは、「チーム最年長者としての落ち着き。昨年大会の経験。富村にはチームの精神的支柱として活躍して欲しいし、彼がチームをまとめてくれていることを心強く思っている」と全幅の信頼を寄せられている。

富村自身、この半年で日本代表に相応しい実績を残してきた。「昨年大会の3位は、本当に悔しかった。その悔しさをリベンジできる機会をいただいたので…」と心に期すものも強い。日本アマに好調の波を合わせてきた富村だけに、若干ショットのブレは見られるが、「本当なら、一度調子を落とす時期になりますが、この試合に出場することになったので、もう一度、調子を上げられるように」調整していると、不安はない。

初のOra CCは、「このコースは、グリーンに傾斜も少ないし、距離も短いので、スコアの伸ばしあいになると思う」と攻略に自信を覗かせるが、「でも、目標スコアは設定しない。天候もどうなるかわからないし、色々な状況に対応しながらプレーをすることで、好スコアが出せると思う。1打に100%集中することがチームに貢献することに繋がりますから」と気負いはない。チームメイトには東北福祉大の後輩でチームのエースとしての活躍が期待される松山英樹がいる。昨年大会の悔しさを知る後輩、さらに昨年ナショナルチームでともに活動した小袋秀人、沖縄出身の富村と交流のあった九州地区の香妻陣一朗の4人で、優勝を狙う。

「今まで一緒に戦ってきた仲間なので、とてもやりやすいし、チームも凄くまとまっています。自分が…という変なプレッシャーもなくプレーできると思う」と自然体で臨むネイバーズ。その心の底には、「最後の日の丸」という強い責任感がある。だからこそ、リベンジのチャンスを最高のチームメイトとともに、ものにしたい。

一方の松山英樹もリベンジに自信を持っている。「このコースは、どのホールも似ているけれど、前半にスコアが伸ばせそう」というのがその自信の根拠のひとつ。「距離も短いし、フェアウェイも広い。パー5で4つ伸ばして、短いパー4もバーディを獲れれば」3日間で10アンダーパーは叩き出せると、読んでいる。

昨年大会では、チームのエースとして自分がどれだけ貢献できるプレーが出来るのか自問自答を繰り返しながら苦しんできた松山。それも、「チーム戦ということはもちろんありますが、チームのためにプレーをすることに固執することは、自分の良い面を殺してしまうことを痛感しました。自分のためではないけれど、自分が自分のプレーを全うすれば、良いスコアは出せると思うし、気持ちよくプレーして、仲間も好スコアを出してくれれば、逆に自分も気合が入ります」と、考えることにした。

勝又キャプテンからも、「松山には1日はビッグスコアを出してもらいたい」と松山個人の最高のプレーを見せて欲しいと期待されている。昨年、松山はアジアアマチュア選手権連覇、男子ツアーでのアマチュア優勝、さらに2年連続マスターズ出場と着実に成長を続け、実績を積み上げてきた。昨年、唯一といっていい悔いを残したネイバーズトロフィー。この1年での心と技術の成長を見せるには絶好の舞台が明日、幕を開ける。

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