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Championship Reports
競技報告
【鬼頭、堀、松原の3人が笑顔で強敵韓国に挑む】
大会前 競技報告:JGA 写真:JGA
鬼頭桜
松原由美
クィーンシリキットに続いて日本代表に選考された鬼頭桜。シリキットでは、日の丸を背負うプレッシャーと慣れない環境に自分のプレーが出来ずに悔しさばかりが心に残った。満を持して臨む、日本代表として2戦目のネイバーズトロフィーを、鬼頭は「楽しみ」だと笑顔を見せる。その笑顔の理由は、「ドライバーでティーショットの距離を稼げば、残りは100ヤードぐらい。そこから、しっかりとグリーンに乗せて、パットを決められれば」とコース攻略への具体的なイメージをつかめたことも大きい。歴代の日本代表を苦しめているグリーンも、「確かにグリーンもうねっていて、予想よりも凄く大きく曲がったり、逆に曲がらなかったり。難しさはありま
堀琴音
鬼頭(左)と松原
すが、今日の練習ラウンドで傾斜も確認できましたし、明日につなげることが出来ると思う」と、自信を深めた。チーム最年長の鬼頭には、もうひとつ笑顔の理由がある。「堀さんとは、個人派遣で一緒にトルコに行っていて気心も知れています。松原さんとは初めてですが、凄くアグレッシブなプレーで。3人の持ち味が違うので、それぞれがそれを存分に出せれば」というチームとしての手ごたえ。日本チームのエースとして、またリーダーとしての自覚が芽生えた鬼頭。明日の開幕が待ち遠しい。

ステディなプレーが身上の堀琴音。「決して距離は長くない」と言うが、不安なのは「パー3です。パー3が打ち上げだったり、距離があったり。そこを上手くパーで凌げれば」得意のショートゲームでチャンスを作っていきたいと考えている。初の日本代表に「もちろん、緊張しています」と初々しさを見せるが、そのまなざしは勝負師の光を宿している。「団体戦では韓国に絶対に負けたくないですし、個人戦でも3位以内」と自らの目標を、はっきりと口にした。飛距離ではチームメイトに劣るが、それを補うのに余りあるフェアウェイウッドの正確性とショートゲームの巧みさを持つ堀。所謂「計算が出来る」ポイントゲッターとして、安定したプレーでチームに貢献したいところだ。

日本女子アマ4位と好成績を残した松原由美が中学2年生ながら本選手権日本代表に初選考された。その松原の魅力は、攻めの姿勢。本人もそれは充分に自覚しており、「このコースは距離が短いけれど、アップダウンがあるので。距離感が大事です。でも自分は攻めの気持ちを忘れずにプレーしたい。バーディが獲れなくても、焦らずにパーを積み重ねて、チャンスをしっかり決めたい」と初出場の緊張も見せずに、堂々としている。「海外の試合は初めてですが、韓国なので、外国にいる気がしません。だから緊張もないです。試合が始まったら緊張するかもしれないけれど」と笑顔を見せる。ネイバーズトロフィーの女子チームは笑顔が溢れている。その輪の中心にいるのがチーム最年少の松原だ。物怖じせず、高校生2人と肩を並べる松原の姿に頼もしさを感じるとともに、最後まで、チームの笑顔の中心となっていて欲しいという願望を持たせる。明日からの3日間「最後まで諦めずに1打1打を大切に」プレーしたいというが、日本代表としての責任、チームの一員としての役割に押し潰されそうになる瞬間があるかもしれない。その瞬間、松原が笑顔でそれを乗り越えた先に、もっと大きな笑顔がチームに生まれる。

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