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競技報告
【日本代表初選出の松原と堀は明暗が分かれる】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
松原由美
堀琴音
第1ラウンドを終えて、日本代表の重みを思い知らされた初選考の松原由美と堀琴音。2人の第2ラウンドは、笑顔がはじけた松原と悔し涙にくれる堀の明暗がくっきり分かれる1日となった。

松原は2番でティーショットのミスからボギーを叩くと、3番では3メートルのバーディチャンスから3パットのミスで連続ボギーを喫し、「正直、3ホールで今日は終わってしまったと」一瞬、気持ちが切れかけた。しかし、5番で6メートルのスライスラインをねじ込んでバーディを奪い、「まだ、やれる」と思い直したという。

そして後半、12番で6メートルのバーディパットを決めて、スコアをイーブンパーに戻す。14番でこの日2度目の3パ
松原由美
堀琴音
ットのボギーを叩いたが、16番で2メートル、最終18番では4メートルのバーディパットを沈めて1アンダーパーでプレーを終えた。ホールアウト後、松原ははちきれんばかりの笑顔を見せた。「チームの目標スコアと決めている3日間でイーブンパーに近づけることが出来そうなのが嬉しい」と自分のスコアはもとより、チームとしての目標達成に目処がついたことに素直に喜びを表現した。この2日間でチームとして戦うために必要なことが何かを少し気がついたのかもしれない。明日、もう一度チームの目標達成のために、アグレッシブなプレーをするつもりだ。

一方の堀は、第1ラウンドを終えて「パットだけです。不調の内容も掴んでいますし、明日はアンダーパーを出します」と、Ora CC攻略に自信を深めて第2ラウンドをスタートした。

しかし、昨日に続いてパットが決まらない。5番(パー5)では、グリーン手前のアプローチが思ったよりもランが出ず、1メートルほどショート。逆目の上りのラインを強めにヒットした堀だったが、僅かにヘッドが引っ掛かったのか球はホール左をかすめてボギーを叩いてしまった。その後は、幾度もバーディチャンスがありながら、尽くパットが決まらない。堀は必死にスコアを伸ばそうともがくが、一向に決まらないパットにストレスが溜まりに溜まる。最終ホールもチャンスを逃してパーに終わった瞬間、堀は両手で顔を覆った。ノーバーディ・1ボギーの73。不採用スコアにはなったが、決して悲観するスコアではない。それでも堀は、「パットが全然入らないんです。どうやっても入らなかった…」と、得意のパッティングの不調が信じられなかった。さらに、「みんながアンダーパーを出していたのに…」と自分の不甲斐なさが許せなかった。

堀は悔しさと不甲斐なさでしばらく涙を止めることができなかった。これまでの日本代表もたくさんの悔し涙を流してきた。それでも、その悔しさを糧に成長を続け、日本代表の歴史を作ってきた。堀も先輩達のように日本代表としての歴史を積み上げることができるのか。それは明日の堀のプレーにかかっている。

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