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競技報告
【松原が-5をマーク。チーム目標達成に大きな貢献を果たす】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
日本女子アマで4位入賞を果たして日本代表に初選考された松原由美が大きな仕事をやってのけた。第1ラウンドこそ76で不採用スコアを喫したものの、第2ラウンドでは71をマークし、3日間トータルスコアでアンダーパーというチームの目標に先鞭をつけた。

そして、迎えた最終ラウンド。2番で3メートルのスライスラインを読みきってバーディを奪うと、9番も3メートルを沈めて前半で2つスコアを伸ばす。後半も松原の勢いは止まらず、11番で1.5メートル、16、18番では5メートルの距離のバーディパットを見事に決めて、5バーディ・ノーボギーの67。前日エースの鬼頭と同スコアで、大気の片鱗を見せてくれた。「韓国は距
バーディフィニッシュ
離表示がメートルで、なかなかセカンドショットの距離感がつかめなかった」というが、「2番でバーディを奪えたのは、大きかった」とスタートダッシュに成功したことをビッグスコアの要因に挙げる。

しかも、「今日は絶対に5アンダーパーをマークしたかった。それだけを考えていた」と、貪欲な姿勢で18番の5メートルをねじ込んだというのだから、恐れ入る。初の日本代表に臆することなく、「1日目に不採用スコアになったのが凄く悔しくて。昨日から気合を入れなおしてプレーして、最後に良いスコアを出せたのは満足です」と涼しい顔。

しかし、そんな不敵な松原にも、世界女子アマを制した韓国の強さは驚きだったようだ。「韓国の選手はパッティングが凄い。まるで糸を引くように、どこからでも球がホールに消えていく」と、巧みなショートゲームを誇る韓国選手の強さが、松原の向上心に火をつけたようだ。「夏の関西ジュニア、日本ジュニアも優勝したい」その先には世界女子アマを見据えている。「スコアを出さないといけないプレッシャーがあるチーム戦は、難しくもありましたけど、楽しかった」と、もう一度、日本代表として戦いたいという欲求も高まった。

そのために、「ヨーロッパで8日間も戦う世界女子アマには、今の自分には体力が足りないと思う。そこを目標にして、もっと体力をつけていきたい」と、目を輝かせた。


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