HOME
International Championships
[国際競技]
競技会トップ
大会のみどころ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
フォトギャラリー
大会の記録
国際競技日程

JGA National Team Official Supplier
MIZUNO
FOOTJOY
SRIXON
asics
ミズノスポーツ振興財団
国際交流事業は(公財)ミズノスポーツ振興財団から助成を受けております。
第13回ネイバーズトロフィーチーム選手権
Men Women
男子 女子
Championship Reports
競技報告
【小西と比嘉はイーブンパーとチームに貢献できずに終わる】
第1日 競技報告:JGA 写真:Yoshitaka Watanabe / Gary Kobayashi
小西健太
比嘉一貴
日本アマチュアゴルフランキング1位の小西健太(東北福祉大学1年)と同ランキング3位の比嘉一貴(本部高校3年)は、ともにイーブンパーに終わりチームに貢献することが出来なかった。

日本チームのトップでスタートした小西は1番で4メートルのフックラインを読み切ってバーディ発進と幸先良いスタートを切ったが、その後はスコアを伸ばせず7番で3パットのミスからボギーを叩き、前半をイーブンパーで終える。後半も10番でスコアを伸ばしながらも13番のティーショットが狙いより右に飛び出し林に消えてボギー。「急な雨でアイアンショットでフライヤーを計算しなければならなくなったりして…距離感を出すのに苦労した」と、そ
の後も14番(パー5)で90ヤードの3打目を10センチにつける、あわやチップイン・イーグルかと思わせるスーパーショットでバーディを奪ったかと思えば、16番8パー3)では1.5メートルのパーパットを外してボギー。17番で125ヤードを4メートルにつけてバーディ、18番では「手ごたえ十分でフェアウェイ真ん中かと…」思っていたティーショットが右の林の縁にいきボギーと、浮き沈みの激しい小西らしからぬプレーでイーブンパーに終わった。

「同組の韓国選手が4連続バーディを決めて7アンダーパーまでスコアを伸ばして…自分も離されないようにと思っていましたけど…」と、チームを牽引することが出来なかったことを悔やむ。「ちょっとしたミスがボギーに繋がってしまって…」熟考しながら言葉を紡ぐ小西。その表情には自分のプレー内容にクエスチョンマークを隠せない戸惑いが見られた。「競技再開後からグリーンのタッチも合わなくて…」と話し終えた小西は小雨の中で練習グリーンで調整を続けていた。

堀田キャプテンの不安は的中した。「比嘉はスロースターターだから」こそ、第1ラウンドでスタートダッシュを狙っていた日本チームのカギを握る選手として比嘉の奮起を期待していたが、それには答えられなかった。チャンスは数多く作りながらもパットを決めきれない比嘉は9番で2メートルのパーパットを外してボギーが先行。

スコアを伸ばしたい10番(パー5)もパーに終わり、「ストレスがたまって、ずっと苦しかった」と、ため息交じりに今日のラウンドを振り返る。一つの光明は14番でこれまで苦しんできた3メートルのバーディパットを決めたこと。「それまで、タッチがどうとか…ラインがどうとか…悩み過ぎていたのかもしれないと思って、自分のフィーリングを信じて打ったら、ようやく決めることが出来て。それからは、少し悩みも消えたような」と蜘蛛の糸のようなか細い復調へのきっかけにすがる。「団体戦ですから、自分がやってやろうという気持ちはあるんです。でも…」何故か第1ラウンドのスコアにつながらない。「自分でも理由はわからないのですが…」と不思議がるが、心の裡には確かに燃えるものもある。比嘉のそれは第1ラウンドには小さな種火なのだろう。残り2日間で、種火を大きな炎に変えて、大会連覇への道を照らしたい。

その他の記事はこちら
戻る