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[国際競技]
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【小西と佐藤大平の大学生コンビは不調に終わる】 |
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第2日
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競技報告:JGA 写真:Yoshitaka Watanabe / Gary Kobayashi |
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小西健太(東北福祉大学1年)と佐藤大平(東北福祉大学2年)の大学生コンビは、「自分たちが後輩たちを引っ張りたい」と意気込んでいたが、残念ながらこの日は逆に高校生2人の後れを取ってしまった。
小西は1番で3メートル、2番では1.5メートルのバーディチャンスを外すと3番でボギーが先行。「気持ちが高ぶってしまった」という小西は、何とか平常心を取り戻そうとプレーを続けたが、6番(パー5)でティーショットを左の林に打ち込むミス。2打目でフェアウェイに戻し、残り230ヤードの3打目は3番アイアンで5メートルにつけてバーディを奪い溜飲を下げたかと思われた。
しかし、7番で再びティーショットを左の
林に打ち込んでボギーと前半を1オーバーパーで終える。後半になってようやくアイアンショットが復調し出し、3バーディを奪ったが、4バーディ・2ボギーの70というスコアには、満足できるはずもなかった。小西本来のプレーは、確実にパーをセーブしチャンスになると一気呵成にスコアを伸ばすところに魅力があったが、本選手権では波の激しいプレーが続いている。
その理由は、「少しスウィングを直しているところなんです。練習ラウンドでは新しいスウィングが出来ていても、試合になると昔の悪い癖が出てしまって」いるから。もう1段階上のステージを目指してのスウィング改造も道半ばでは、チグハグな内容も合点がいく。もっとうまくなりたいという貪欲さは、同組でプレーした韓国選手に送る熱いまなざしでも感じられる。「韓国選手と比べて、自分のアイアンショットは少しスピン量が少ない。自分と何が違うのか。観察しながら、韓国選手の良いと思える部分も少し取り入れたりして、後半のアイアンショットの安定につながった良い部分もある」と、自らの理想とするスウィングを手に入れるために、必死でもがいている。
「明日、自分の理想のスウィングが出来れば、66とか64とかも出せる。そう思います」理想のスウィングへの手ごたえを確実なものにするために、練習場に向かっていった。
佐藤大平は、呆然自失でホールアウトした。スタートから5番までチャンスがありながらも、自らの生命線であるパットを決めきれずにいると6番から2連続ボギー。後半は10番でバーディを奪ったが、13番で「手ごたえ十分なセカンドショットで、どれぐらいについているかと思っていたら、グリーン奥のバンカー。しかも目玉」で、ボギー。直後の2連続バーディは「正直、開き直りですよ」と自嘲気味に笑う。「後半に入って少しショットが落ち着きましたが…」と疲れた表情で話す佐藤。
「18番もバーディパットをとにかく入れたいと思って打ったら、カップをオーバーして3パット。パッティングが悪すぎです。これでは自分はスコアを作れないです」と言葉を絞り出す。「本当に自分が不甲斐なくて…」とため息交じりに話す佐藤。日本男子チーム初の大会連覇は、韓国に25打の大差をつけられた現状では、難しい状況だが、残り1日。メンバーとともに最後の力を振り絞って、日本代表の誇りを後輩たちに見せたいところだ。
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