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競技報告
【悔しさと充実が合いまみえた松原と堀】
第3日 競技報告:JGA 写真:Yoshitaka Watanabe / Gary Kobayashi
松原由美
日本チームとして昨年大会のリベンジはなったが、2年連続で本選手権を戦った松原由美(白鷺中学3年)と堀琴音(滝川第二高校3年)は悔しさが残る3日間となった。

松原はこの日、スコアカード通りのパープレー。「チャンスはあったけれど、パットが決めきれなくて…」と、落胆の色を隠せない。ティーショットは万全ではなかったものの、「アイアンショットは悪くなかったので、チャンスにつけているのに…」スコアを伸ばせない自分がもどかしかった。チーム戦で首位に立ち、ライバルの韓国から追われる立場となった最終ラウンドに「こういう展開で、自分がアンダーパーを出していくことが大事だと思う。プレッシャーの中で自分の力を出
堀琴音
し切れるかどうか。今の自分にはそれが足りない部分」と、新たな課題も見つかった。

堀は、これが最後の日本代表になるかもしれない。胸に期すものがあったが、1番で3メートルのパーパットを外してしまいボギースタートを喫する。その後も2ボギーを叩き前半で3つスコアを落とす展開に「最悪。すごくつらかった」と心中を語る。

後半も13番から4ホールはあったバーディチャンスをものにできず、苦しさは増すばかりだったが、最終18番で2.5メートルのバーディを決めて溜飲を下げた。「最後の日本代表でチームが優勝できたことは嬉しいですが、自分があまり貢献できなかったので…特に2日目のドライバーショットが納得できない」と、嬉しさも半分。

それでも、「今までの自分は、セカンドショットのジャッジミスも多かったけれど、この試合では殆どミスなくできたし、成長できていると思えた」と、手ごたえもつかんだ。

堀は、松原とともにこの後全米女子アマチュアゴルフ選手権に出場する。「自分のレベルでどこまで通用するのか挑戦できる機会と思って、楽しみにしています。今日の最終ホールのバーディは、全米女子アマにつなげられるかなって」と、前向きに考えている。

松原と堀はともにチームに貢献することが出来なかったが、それぞれに実りが多い3日何を過ごしたことは間違いがない。

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