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競技報告
【佐藤大平は、終盤に地力を見せる】
第4日 競技報告:JGA 写真:JGA
小西同様、パッティングに精彩を欠いている佐藤大平(東北福祉大学2年)。得意のショートゲームに自信が持てない中で、この日も前半は苦しいプレーを強いられた。

1番で2メートルのバーティパットを決められず、3番では4メートル、5番でも1.5メートルのパーパットを外し「自分でパッティングのバックスウィングをどこにあげれば良いのかが、わからなくなってしまった。こんなことは初めて…」と自信を失っていたが、6番(パー5)で1.5メートルのバーディパットを決めた瞬間、「自分の中で何かひらめいた感じがした」と、突如、パッティングに光明が差す。

8番で1.5メートルのパーパットを外したものの「このパッ
トは、自分が打ちたいところにイメージ通りに打ち出せた」と納得のボギーで後半を迎える。その後半、佐藤はこれまでの鬱憤を晴らすかのようなバーディラッシュをみせた。10番で2.8メートルを決めると、12番で5メートル、13番(パー5)も獲って3連続バーディ。15番では9メートルを沈めて後半4バーディを奪ってみせた。

「前半2つスコアを落としてしまい、後半気持ちでプレーした」という言葉通りの鬼気迫るプレーで、最終ラウンドでようやく本来のパッティングを取り戻した佐藤。

「この大会では、小さなアンダーパーを積み重ねる自分のゴルフは出来たと思う」と満足感はあるが、「3日目が悪すぎた」と反省点も明白となった。

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