5年連続5回目の日本アマ出場となる松原大輔(朽木)は、午前スタートの22組目、8時12分に10番ホールからティーオフした。11番で1メートルのバーディパットを外したが、「パットのフィーリングが悪かったのか、ラインが読み切れなかったのかが、わかりませんでした。でも、その後も考え過ぎないようにプレーした」と、早々のチャンスをフイにしても、心は落ち着いていた。その落ち着きには「このコースでは、パー5を殆ど2オンできるので、バーディを狙いに行った」という計算があったからだろう。その通り、前半の2つのパー5でしっかりとスコアを伸ばす。「試合が続いているので、ショットは好調を維持出来ています」と、後半もパー5ではバーディを奪ってみせる。しかし、「ミドルパットが入らなかった」と、パー4で再三のチャンスをものにし切れない。7番(パー3)では、この日唯一のボギーを叩き、5バーディ・1ボギーの68でホールアウト。4アンダーパーの6位タイグループでクオリファイング第1ラウンドを終えた。
「午後スタートの組がもっとスコアを伸ばしてくると思う。きっと6…7アンダーパーまで行くと思う」と好スコアにも笑顔が見られなかった松原。彼が予想した通り、首位タイは6アンダーパー。「ミドルパットがもう少し入ってくれれば…明日は気持ちを切り替えて、自分も今のスコアに満足せず、しっかりやりたい」と、目標とする日本アマ優勝に向けて、まずは上位32名入りを確実にしたいところだ。松原の過去4回の日本アマの成績を振り返ると、初出場の2010年大会がベスト32。翌年はカット、2012年が自身最高順位となるベスト16、昨年はカットの憂き目にあっている。マッチプレー進出の翌年にカットとなる不思議な巡り合わせが続いている松原。この流れで行けば、今年はマッチプレー進出の年に当たるが、その結果は明日夕刻に判明する。
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