クオリファイング第1ラウンドはパッティングに苦しんで2オーバーパーの96位タイと大きく出遅れた竹安俊也(東北福祉大)は、スタート前「今日は5アンダーパーを目標にしていた」という。1、2番を連続バーディで幸先よくスタートを切ると、7番でボギー。8番で獲り返したが、前半は34とスコアを伸ばし切れずに終わる。後半も10番でバーディを奪ったが、13番までパープレーが続き、この時点で通算1アンダーパーとマッチプレー進出に黄色信号が灯っていた。ところが、14番で2メートルのバーディパットを決めると、15番3メートル、16番10メートル、17番4メートル、18番は30センチと5連続バーディを決める。
神がかり的なパットは「すべて入る気がしていた」と本人も驚きが隠せない。竹安は、この5連続バーディを含む9バーディ・1ボギーの64をマーク。自己ベストの65を更新するとともに、会場の利府ゴルフ倶楽部のコースレコード65をも上回り、通算6アンダーパーまでスコアを伸ばして10位タイで自身2度目のマッチプレー進出を決めた。竹安は2011年にJGAナショナルチームメンバーに選考され、ノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権の日本代表として日の丸も背負った選手。2012年はカット、2013年は日本アマ出場も果たせず、ややスランプかと思われたが、今日のプレーで潜在能力の高さを示してくれた。「目標は、日本オープン出場資格を貰えるベスト4」そう笑顔で話す竹安。復活の気配そのまま、一気に目標達成成るか。
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