クオリファイングラウンドを2000年以降の本選手権最少ストロークとなる通算10アンダーパーでトップ通過を果たしたメダリストの松原大輔(朽木)。1回戦の対戦相手は、マッチプレー進出者4名を決める15名の暗闇のプレーオフを勝ち抜いた古田幸希(十和田国際)となった。
幸先よく1番を獲った松原だったが、3番で古田がバーディを奪い、オールスクウェアに。このホールから古田が会心のプレーを見せる。6番、8番で古田がバーディを奪って3upまでリードを広げられると、松原はここから1ホールも奪うことが出来ず、13番で4upとされてしまった。古田が15番でもバーディを奪った時点で決着。松原は5and3の大差で
古田に敗れ、ベスト32に終わった
。昨日までの好調なショットが嘘のように、この日はバーディチャンスを迎えることが出来なかった松原。「チャンスにつけることが出来ず、耐えて耐えてというゴルフでした」と、思わぬ大敗の原因をそう語る。「古田選手は攻めのプレーでバーディ先行で自分より先に流れを掴んでいた…」と勝者を称える。2000年以降、メダリストを獲得した選手が優勝した実績はない。松原もまた、そのジンクスに飲み込まれて、1回戦で姿を消してしまった。
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