1回戦でナショナルチームメンバーの佐藤大平(神有)を破った岡崎錬(中部日本パブリック)は、2回戦で古田幸希(十和田国際)と対戦した。前半、相手にリードされる1回戦と同じような試合展開。1回戦では終盤に17、18番と連続バーディを奪って一気に逆転して2回戦に勝ち進んだ。2回戦も10番を終わって2down。12番でひとつ取り返し、1downとする。
勝負どころは、14番ホールだった。岡崎がピン左2メートル強のバーディチャンスにつけ、入れればオールスクウェアに戻せる。しかし、このパットを外しただけではなく、返しのパットも外してしまい、相手に獲られてしまった。この後、続く15番ホールも連取され、
3downに。結局3and2で敗退した。
前半の8番ホールでも入れればゲームを振り戻すことができるチャンスを外してしまい、流れを引き戻すことができなかった。対する古田はキーとなるホールではパットをきっちりと沈めていた。「勝負どころのパッティング」に差を感じたという。
岡崎はこのあと、英国ザ・ウェストランカシャーGCで行われるジュニアオープンゴルフ選手権に出場するため、土曜日の12日に出発する。もし、決勝まで勝ち進めば14日(月)から始まる大会に練習ラウンドなしで出場しなければならなかった。その心配はなくなったが、敗戦の悔しさは消せない。今年の日本アマは「悔しい。また来年出たい」という思いで終わった。
ジュニアオープンは隔年開催で、2010年小西健太、2012年柏原明日架と2大会連続で日本人選手が制している。岡崎には、一緒に出場する松原由美とともに日本人3連覇という大きな期待がかかる。この試合での経験を糧に、大きく羽ばたいて欲しい。
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