2014年度(第99回)日本アマチュアゴルフ選手権競技は11日、宮城県の利府ゴルフ倶楽部でマッチプレー準々決勝と準決勝を行った。台風の接近が心配された第4日だったが、幸運にも雨は早朝には上がり、午後からは晴れ間ものぞくほどに天候も回復。絶好のコンディションの中で行われたマッチはいずれも白熱した試合展開となり、明日の36ホール・マッチプレーで争われる決勝戦は、小木曽喬(富士C可児)と比嘉一貴(日本パブリック協会)の対戦に決定した。
大野由真(四国アマ)との準々決勝を21ホールで勝利した古田幸希(十和田国際)と小木曽喬の準決勝は、お互いに一歩も譲らぬ大接戦の末、17番をパーで凌いだ小木曽がボギーの古田に1upのリードを奪う。18番ホールは、古田が5メートルのバーディパットをねじ込むと、小木曽も2メートルを決め返して両者バーディ。このホールを分けた結果、小木曽がマッチプレー初進出で決勝進出を決めた。
一方、比嘉は準々決勝で片岡尚之(シェイクスピア)を18番ホールのバーディで振り切って1upで退けると、石徳俊樹(広島国際)との準決勝は石徳の乱調もあって4and2で決着。比嘉は、2012年大会以来の決勝進出を決めた。
勢いに乗る小木曽と、2012年大会のリベンジを期す比嘉との決勝戦は、明日12日午前7時に1番ホールからティーオフする。続いて、古田と石徳による18ホール・マッチプレーの3位決定戦は7時15分にスタート。
なお、ベスト4の小木曽、比嘉、古田、石徳の4名は、10月に千葉CC・梅郷で開催される日本オープンゴルフ選手権の出場資格を獲得した。
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