2014年度(第99回)日本アマチュアゴルフ選手権競技は12日、宮城県の利府ゴルフ倶楽部でマッチプレー決勝戦が行われた。小木曽喬(富士C可児)と比嘉一貴(日本パブリック協会)の対戦となった決勝戦は、前半の18ホールを終えて、小木曽が2upのリードを奪う。後半、25ホール目を終えて小木曽がリードを守っていたが、続く26ホール目に比嘉がバーディを奪って、その差を縮めると、28ホール目にもバーディを奪った比嘉がついにオールクスウェアに持ち込む。勢いに乗る比嘉は、32ホール目でバーディを奪って1upとして、勝負の流れを掴んだかと思われた。しかし、33ホール目の14番ホール(パー3)で比嘉がティーショットを池に打ち込むミスで、またもや両者はオールクスウェアに。このミスが響いたのか、比嘉は35ホール目をボギーとして、小木曽が土壇場で1upとする。36ホール目、両者パーとした時点で、勝負は決着。小木曽が1upで比嘉を下し、嬉しい初優勝を果たした。17歳115日で日本アマを制した小木曽は、2004年大会の李東桓に次ぐ史上2番目、日本選手では1973年大会の中島常幸の18歳9カ月を抜く年少記録となった。
なお、18ホール・マッチプレーで行われた3位決定戦は、古田幸希(十和田国際)が石徳俊樹(広島国際)に1upで勝利した。
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