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JGA HOME
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| | | | 日本シニアオープンは、一般財団法人 上月財団の助成を受けています。 |
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【本年最後のナショナルオープンが明日開幕】 |
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大会前
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競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi |
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2014年度第24回日本シニアオープンゴルフ選手権が明日30日に開幕する。本年最後のナショナルオープンとなる本選手権の会場は、兵庫県の小野グランドカントリークラブ・NEWコース。出場選手たちは、最後の調整とコースチェックを行い、明日の開幕に準備を整えていた。
大会3勝目を連覇で狙うディフェンディングチャンピオンの室田淳は、しかし「やってみないと分からないですよ」と、まったく気負いは見られない。「コースの状態は良いし、最高のコース。ホールも変化がいろいろあって、グリーンの転がり良いし。特に17番は良いパー3ですね」と初開催の小野グランドカントリークラブ・NEWコースを絶賛。「調子のよい人が良いスコアが出る」と、フェアなセッティングにも賛辞を与えた。「1年経つのは、早いですねぇ…昨日のようですね。雨の中で(最終ラウンドを)やったのは」神妙につぶやく室田。麻生飯塚ゴルフ倶楽部での激戦から1年。再びシニアゴルファー日本一を決する戦いを前に、柔和の表情の裏で「みんな楽しくやっていますが、優勝争いをしたら、しっかり締めていきますよ」と勝負師の鋭さを見せる。
今年の日本プロシニアゴルフ選手権を制して本選手権に臨むのは、尾崎直道。「日本プロシニアに勝って気分良く、前向きな気持ちで大会を迎えられます」と充実した表情の尾崎。「春先より夏場から調子が良くなってきているので、楽しみです」と開幕を待ちきれない様子だ。小柄な体を目一杯使う豪快なスウィングは、数多くの勝利を尾崎の手にもたらした一方、日本ツアー、日本シニアツアー、チャンピオンズツアーと世界を股にかけて活躍を続けてきた身体は、悲鳴を上げていた。ここ数年、故障に悩まされてきた尾崎の表情が今年になって明るくなってきたのは、体調も回復してきたから。「何とか凌いでいる。でも、全てフルショットできるから。前は抑えながらやっていたこともあったけれど、今は120%の力で振って、若さを思い出しながらやっている」と、往年の切れを取り戻しつつある。それが、日本プロシニア優勝という結果に繋がったのだから、日本シニアオープン初制覇にも意欲が湧いてくるのもわかるものだ。「もうすぐ60歳(現在58歳)。最後のチャンスと思って…」その言葉は悲壮感を感じさせるかもしれないが、その表情は野心と自信に満ちていた。
もう一人、本選手権初優勝を目指す選手で注目を集めるのは井戸木鴻樹。2013年全米プロシニアを制し、日本男子選手初のメジャーホルダーとなった井戸木は、地元兵庫県での日本シニアオープン開催に「慣れているし、有利になると思って。地元開催を味方にして良い形にしてプレーできたらいい」と、虎視眈々と賜杯を狙う。関西方面を中心に圧倒的な人気を誇る井戸木には、ギャラリーの声援も数多く送られるだろう。それに加え、最終ラウンドの11月2日は、53歳の誕生日。だから、いっそう「シニアオープンを優勝して、自分で誕生日を祝いたい」と、本選手権に賭ける思いも強くなる。「プロゴルファーである以上、メジャーには勝ちたい。でも、楽に勝てないのはわかっているので、苦労を凌いで、我慢して…その覚悟は持っている」世界のメジャーを制したショットとパットで、日本での初メジャー戴冠がなれば、多くのギャラリーが井戸木の優勝と誕生日を心から祝ってくれるだろう。
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