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【井戸木鴻樹は「しっくりこないゴルフ」でも69で6位タイ】 |
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第1日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi |
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ショットが右に飛び出す。井戸木鴻樹は、首を傾げながらのラウンドだった。正確なショットが身上で、それが全米シニアプロのビッグタイトルをつかむ原動力にもなっていたのに、本選手権では微妙にずれていた。ラウンド中にも「ボールの位置を変えてみたり、アドレスを調整したり…。違和感を払拭するために、いろいろと考え、試しながらのプレーであったという。
左足に痛みがあった。数年前に骨折した個所である。ランニング中に転倒して左足甲の外側を骨折していた。治療していったん痛みからも解放されていたが、昨年後半あたりから痛みがぶり返してきた。今シーズンは米チャンピオンズツアーを転戦中に痛みに襲われ、カート使用を申請
してプレーしたこともあった。
「無意識のうちに左足をかばっているのかもしれない。それでスウィングのバランスが崩れていることも考えられる」。
ラウンド後は、そんな話をしながらも右ふくらはぎを揉んでいた。「左足をかばっているせいか…なんだか、パンパンに張ってしまって。日曜日から特に痛みが強くなっている。病院にいかなければいけないね。この試合の後も、シニアツアーは3試合残っているから、シーズンを“完走”するためにも無理をせずに、やらなければ…」。
こんな状態で、井戸木の第1ラウンドは3アンダーの69で6位タイ。「悪いなりに、(ドライバーショットを)フェアウェイに残せた。狙ったラインじゃないし、納得のいくショットではなかったけどね」。
そんな中で「あのショットが打てれば…」と確かな手応えを感じたのが1ホールだけあったという。7番(パー3・170ヤード)の1打である。手にしたのはロフト24度のユーティリティークラブだった。「いいリズムとバランスで気持ちよくスウィングできた」というショットは、ピン横1メートルにピタリと止まった。この7番ホールの1打の感じが第2ラウンド以降につながることを願いながら、そして左足の痛みとも戦いながら井戸木のラウンドは続いていくのだろう。
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