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【倉本は好スタートにも「もっとスコアを出さなければ」】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi |
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実は、倉本昌弘は、試合にでているときは「不安いっぱい」だという。PGA(公益社団法人日本プロゴルフ協会)の会長職に就いて、基本的に試合も両立させている。「ですから、練習をまったくしていないで、すべてぶっつけ本番なんですよ。練習ラウンドは試合前にしますけど、雑事をこなしてやるわけですからね。ほんとの意味での練習は、まったくできない。ですから、不安いっぱい」と語った。10番からのスタート。1番でバーディのあと、12、15、16、17番もバーディを奪って、31で前半を終えた。後半は、ずっとパープレーが続く。ようやく5番でバーディを奪った。「ショットは凄くいいんです。前半は、うまくバーディに繋がりまし
たけど、獲れそうで獲れないホールがかなりありました。今日は、スコア的にもショット的にもいいんですけど、何かピリッとしないんです。これだけグリーンが良い状態で、いい天気の中で、もっとスコアを出せなければいけないですよね」と反省する。
不安いっぱいのゴルフ。それは、基本的に丁寧にプレーをすることに行き着く。不安いっぱいだから、ボギーを叩かないように。ポカをしないようにという丁寧さがある。けれども、攻めていくには、その不安が邪魔をする。そのゲーム攻略の塩梅が、実は難しいのだ。だから「今年(のシーズン)は、上位に来ているけれど、優勝できないという結果が、物語っているでしょう」と倉本は語った。
自分自身のポジショニングを、どうするかでゲームの流れが変わる。「バードルを下げざるを得ないけど、下げてはいけないところは下げないで……。というゴルフをしているわけです」。
二足のわらじは、対外的にはそれで通るけれど、試合の中では、言い訳にならないことを、当然理解しているから、ハードルは下げたくないというコメントになるわけだ。プレー中、ショットを打ち終えて次の位置に行くまでに、同伴競技者の渡辺司と二人で、見事なまでに会話が続いていた。それは、逆に公務や雑念を払拭するためのギアチェンジだったのだ。
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