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【日本プロシニアとのダブルタイトル奪取を狙う尾崎が3打差3位タイに】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi Kentaro Shiba |
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「後半の33は、よかったんだけど……」と尾崎直道が語り始めた。そして、少し渋い顔をして、こう続けた。「俺、ダメなんだよなぁ」と。何がダメかといえば、1番(パー5)で2打目をグリーン手前のカラーまで運んだあとの残り4ヤードからの第3打を直接いれて、イーグル発進したことだった。「あれで、守りに入ったというか…2番からピンを狙わなくなっちゃったんだよなぁ。うーん。で、ずっとパープレーだろ? 9番でようやくボギーを叩いて」ハッと気がついたというか、我に返ったのだ。それが、後半の攻めのゴルフにつながったのである。
11、12番でバーディ。18番でもバーディとし33のトータル68。通算9アンダーパー
の3位タイ。最終ラウンドで優勝を争える位置についた。
「トップと3打差だよね。明日のスタートのときに、どう感じるかだと思うよ。まあ、運がつかなければ追いつかないかもしれないけれど、どんな運に僕が恵まれるのか、そんなことを考えながら楽しみたいよね」という尾崎直道の表現は、奥深い。どうしても欲しいタイトルに向かって、剥き出しな気持ちで行きたがる自分を、どうやったらうまくコントロールしながら、ジワジワと攻めていこうか、という深読みを感じる。「(最終ラウンドは)後半まで楽しみが残るように、前半をおさめたいね。押したり引いたり。アドレスの感じとか、ピンの位置を見た感じで、自分が攻めるのか守りに入るのかが、最近、よくわかるんだ。自信のあるときはピン筋に。ないときはピンに向かっと反対に行っちゃう。それがわかるんだ。まあ、明日、楽しみだよ」。
今年の日本プロシニア優勝のときもそうであったように、最後まで諦めないで粘り強く、しかも他の選手たちにあまり気配を感じさせないで、最後にキャッチするというのが、マムシのジョーの真骨頂なのかも知れない。
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