2014年度(第24回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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Championship Reports
競技報告
【木村利治が2度目の出場で初のローアマチュアに】
第4日 競技報告:JGA    写真:Gary Kobayashi
Kentaro Shiba
13名のアマチュアが出場した本年の日本シニアオープンゴルフ選手権。2日間を終えて、後半のラウンドに進出できたのは、木村利治と松井幸男の2名だけとなった。ローアマチュア争いは、両者の一騎打ちとなったが、松井が通算17オーバーパーに終わったのに対し、木村が通算6オーバーパーの51位タイとなり、木村が2度目の本選手権出場でローアマチュアを獲得した。

木村は2012年大会に出場。昨年も本選手権出場を目指し、ウェイティングで会場の麻生飯塚で朗報を待っていた。しかし、残念ながら出場は叶わず、2年ぶり2度目の出場で、「昨年、残念な思いをしましたから。今年は出場できてよかったし、4日間プレーしたいと思っ
ていた」と話す。その思いが達成し、さらには「2日目を終えて、獲りたいと強く思った」というローアマチュアの称号に、木村は満面の笑みを見せる。
2012年大会では狭いフェアウェイと大きなうねりのあるグリーンに「どうやったらパーを獲れるか…全く分からなくなった」と歯が立たなかった。しかし、今年は、「比較的フェアウェイも広くて、ティーショットではあまりプレッシャーがなかった」と、第2ラウンドにはイーグルを奪うなど69の好スコアをマークしてみせた。

過度の緊張の中でのプレーは、「精神的にも、体力的にも疲れました…」と身体を蝕んでいたが、学生時代の球技経験と消防隊員さらにはレスキュー隊として磨きぬいてきた体力が最後はものをいった。
インタビュー終了の間際、ローアマチュアを争った松井が歩み寄り、「おめでとうございます」と木村に話しかけると、2人はお互いの健闘をたたえ合って、固い握手を交わした。

木村と松井は再来週、小野ゴルフ倶楽部で開催される日本シニアゴルフ選手権で再び顔を合わせる。ともに厳しいセッティングの中で戦い抜いた経験を活かして、日本シニアでは優勝争いを演じたいところだろう。

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