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Championship Report

競技報告

2014年度(第26回)エスピリトサントトロフィー 世界女子アマチュアゴルフチーム選手権

【世界女子アマがいよいよ開幕】
大会前 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi/Y.Watanabe
勝みなみ
エスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権がいよいよ開幕する。52年ぶりのホスト開催となる世界アマ。世界女子アマの日本開催は初となる。開幕を明日に控えた2日、出場の50チームが最後の練習ラウンドを行った。日本チームは、入山コースをプレー。明日の第1ラウンドに向けて最後の調整に余念がなかった。

今年、ニュージーランドアマチュアゴルフ選手権で大会レコードを更新し日本選手初優勝。その直後には女子ツアー史上最年少優勝記録を樹立して一躍注目を集めた勝みなみ。本選手権と同じチームメイトで臨んだネイバーズトロフィーチーム選手権でも、個人戦優勝で日本女子チーム初の連覇に大きく貢献。8
岡山絵里
松原由美
月の日本ジュニアでは最終ラウンドに大逆転を演じて自身初の日本タイトルを手にして、本選手権に臨む。「世界で一番大きくて、日本で開催される特別な大会。ホスト国なので、出来るだけ上位にいきたいし、いけると思うので、日本ジュニアと同じ気持ちで頑張りたい」と世界女子アマへの熱い思いを語る。開幕直前に軽い風邪の症状も出たが、「大丈夫です」と笑顔を見せる勝。日本ジュニアではドライバーショットの不調に苦しめられたが、「ドライバーショットも安定しています。アイアンショットも」と、体調もショットの調子も万全に戻りつつある。例年、スコアの伸ばし合いになる本選手権だけに「1日で2~3アンダーパーでは難しいかも。4アンダーパーか5アンダーパーぐらいなら、いいところにいられるかな」と、目標スコアを設定した。そのキーホールに上げたのは6番のパー5。「5番グリーンから6番のティーインググラウンドまでの長い上り坂で、結構体力を消耗してしまう。6番でティーショットをなんとかまっすぐ打てれば」と話して、コースを後にした。

初の日本代表として出場したネイバーズトロフィーチーム選手権では、第1ラウンドに個人戦トップに立つ活躍で日本チーム優勝の原動力となった岡山絵里。2度目の国際試合は、世界最大の本選手権となった。今年は、全国高等学校ゴルフ選手権春季大会で優勝を果たすと、関西女子アマチュアゴルフ選手権で悲願の初優勝。日本女子アマチュアゴルフ選手権ではマッチプレー進出を逃したが、8月の日本ジュニアでは最終ラウンドに体調不良になりながらも、そんな素振りを見せないメンタルの強さを見せて6位タイの成績を残した。日本ジュニアから2週間が経ち、「万全です。痛みはないですし。ご心配なく」と、言い切った。高校3年生ながら、日本チームでは最年長の岡山だが、「私がチームをまとめるとかではなく、勝手にまとまっている感じです」と、ネイバーズトロフィーを戦ったチームメイトの和を感じている。その言葉には、勝と松原への厚い信頼感がうかがえる。チーム戦にとって、一番必要とされるチームメイトへのリスペクトを胸に、チーム一丸となってホスト開催での女子チーム最高順位の4位更新を狙う。

日本チームで唯一人、世界女子アマを経験しているのが松原由美。中学2年で出場した前回のトルコ大会では、日の丸を背負うプレッシャーと慣れないコンディションに苦しめられ、自問自答の日々を過ごしていた。あれから2年。再び、世界の舞台に戻ってきた松原は、「悔しかった。その時にやり残したことを発揮できればと思う」とリベンジを誓う。「ここまで、やり残したことはない」と迷いのないまなざしで語る松原。今年はなかなか調子が上がらず、苦悶の表情を見せることも多かったが、大一番を前に気持ちは固まった。「3日目、4日目と良い順位で迎えられるように、他の国のプレーを見ずに自分自身のプレーに徹していきたい」と、2度目の世界女子アマで、自分のプレーを存分に表現する強い気持ちを語った。

本選手権では、インターネット動画配信を行っています。
緊張感溢れるスタートやゲストインタビューをライブ中継する他、選手インタビュー、開催コースの空撮映像、コース攻略のポイント、開会式の模様などを随時アップしますので、是非、お楽しみください。
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