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Championship Report

競技報告

2014年度(第26回)エスピリトサントトロフィー 世界女子アマチュアゴルフチーム選手権

【岡山絵里は緊張が解けて67。松原由美は69でも不採用スコアに】
第2日 競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi
岡山絵里
日本チームの先頭でスタートした岡山絵里は、前半から飛ばした。「きのう(第1ラウンド)の78が、あまりにも不甲斐なかったので、今日は臆病になる自分を叱咤して、積極的に攻めていこうと、はじめからそのことを強く意識していました」。
3番(パー4)でバーディを先行させると5番からは3連続バーディ。後半にターンしても11、13番とバーディを加えて、この時点で6アンダーパー。第1ラウンドの6オーバーパー(78)を帳消しにした。14番をボギーにしたものの、切り込み隊長役としては十分な働きで、“岡山が突っ走っている”という情報は後続の松原、殿の勝に勇気を与え、日本チーム全体の攻めの姿勢をより強固なものへと導
松原由美
いた。

不甲斐なかったという第1ラウンド。チームスコアもイーブンパー止まりでトップに立ったカナダに9打の大差をつけられた。宿舎に戻って緊急ミーティングかと思われたが、阪本キャプテンは、逆の手に出た。全員が集まったが、ゴルフの細かい話はなし。「リラックス、リラックス。明日(第2ラウンド)頑張らないと、朝早いスタートになるから辛いよ。それだけで、終わりました」(同キャプテン)
実は、この日チームとして8アンダーパーをマークしたドイツも、「緊張させるより、解放させることの方が大事だと思う」(ピア・ハルビック キャプテン)と、ミーティングはなし。くしくも急追したち日本、ドイツ両チームが同じ策をとっていた。


岡山の快進撃に「刺激されたというか、安心させられてというか…」前半パープレーと足踏みしていた松原由美も後半は3バーディを奪って69として、日本チームは3人ともアンダーパーをマークした。上位2名の合計がチームスコアとしてカウントされるため、松原は69でも不採用スコアとなってしまった。これには阪本キャプテン「もったいない。できれば、明日にとっておきたいけど…いや、きっと明日はもっといいスコアを出してくれると思います」。

9打差から、一気に2打差に詰め寄った日本チームは、役員も選手もすっかり自信を取り戻したようで、不採用スコアだった松原も「明日はカナダチームとの直接対決で、各組ともバーディ合戦の展開になると思います。負けないようにしたい」と、チームスコアに採用される内容のゴルフにすることを自身に言い聞かせていた。

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