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Championship Report

競技報告

2014年度(第26回)エスピリトサントトロフィー 世界女子アマチュアゴルフチーム選手権

【第3ラウンドを終え大会史上2番目のスコアでトップを死守したカナダ】
第3日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi / Y.Watanabe
Augusta James
カナダチームの勢いが止まらない。第3ラウンドを終えてカナダは2位の韓国に2打差をつけて本選手権初優勝に王手をかけた。通算23アンダーパーは世界女子アマ54ホール終了時点で大会史上2番目のハイスコアだ。その躍進を支えているのは、ブルック・ヘンダーソン。ヘンダーソンは、3日間をいずれも60台のスコアでプレー。入山コースでの第1ラウンドで66、昨日の押立コースでも6アンダーパーと驚異的なスコアを叩きだしている。ここまでのヘンダーソンの通算スコアは15アンダーパーと、独壇場の様相だ。身長はさほど高くないものの、鍛え抜かれた広背筋、体幹がスウィングを支え、ドライバーショットは他の選手の追随を許さない飛距
Brittany Marchand
Brooke Henderson
離でアドバンテージを取る。ヘンダーソンは2年前の14歳のときにカナダ女子プロツアーでアマチュア優勝を果たし、同年トルコで開催された世界女子アマチュアゴルフチーム選手権に出場。2回目の出場となる本年は、世界アマチュアゴルフランキング(女子)2位と着実に成長を続けている。「次のレベルを目指すことができる技術ある選手とのプレーは、とても素晴らしいことです」高みを見据えているヘンダーソンは、本選手権もその成長の糧にしているようだ。「日本の素晴らしいコースでの試合で、この順位にいられて、とても嬉しいです」満面の笑顔は16歳の年齢に相応しいあどけない。

また、この日69をマークして本選手権2度目の採用スコアとなったブリタニー・マーチャンドも「私たちは、韓国選手と日本選手に攻めたり、押し返したりされました」と苦しい展開を認めたものの、「いくつかいい展開もありました」と3アンダーパーのスコアに納得の表情を見せる。

カナダチームを率いるリズ・ホフマンも、「私たちのチームメンバーは、とても粘り強いプレーを見せてくれました。いくつかの惜しいショットを除いては、みんな集中していたし、第3ラウンドもいいスタートが切れました」と、メンバーに全幅の信頼を寄せている。

カナダは、本選手権2位が3度あるものの、惜しくも優勝杯を手にすることは出来ていない。最終ラウンドもヘンダーソンを中心に、2打差の韓国、6打差の日本をこのまま振り切って悲願の初優勝に突き進みたいところだ。

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