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Championship Report

競技報告

2014年度(第29回)アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権

【52年ぶりのホスト開催。世界アマチュアゴルフチーム選手権がいよいよ開幕】
大会前 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
日本チーム
アメリカチーム
フランスチーム
52年ぶりのホスト開催となるアイゼンハワートロフィー世界アマチュアゴルフチーム選手権が、いよいよ開幕する。日本チームは、日本アマチュアゴルフランキング1位の小西健太、昨年の日本オープンローアマチュアを獲得し、同ランキング3位となった小浦和也の大学生2名に、本年7月に利府ゴルフ倶楽部で開催された日本アマチュアゴルフ選手権で日本選手最年少優勝記録を更新した福井工業大学附属福井高校3年の小木曽喬で、世界の強豪に立ち向かう。日本チームは、1984年香港大会で優勝して以来、ここ数年は苦戦が続いているが、ホスト開催の地元の利を活かして、是か非でも優勝争いに加わり、8位タイで悔し涙にくれた日本女子チームの雪辱を果たしたいところだ。

その日本チームの入山コースでの第1ラウンドは、ディフェンディングチャンピオンで大会最多の15度目の優勝を狙うアメリカと、ヨーロッパの強豪で本選手権前に宮崎で合宿を行って調整を進めてきたフランスとの組合せが決定。第2ラウンドは同じ組合せで押立コースをプレーする。日本チームのトップバッターは小浦。世界アマチュアゴルフランキング14位のデニー・マッカーシー(アメリカ)と、ロビン・シュシグリスト(フランス)との組合せ。2番手の小木曽は、同ランキング11位で2011年に16歳で全米オープン初出場を果たし、翌年には全米オープン29位タイの成績を残しているボー・ハスラー(アメリカ)とのプレー。殿を務める小西健太は、ブライソン・デ シャンボー(アメリカ)とクレメン・ソルベ(フランス)と7時50分にティーオフ予定だ。

チームを率いる堀田勝市キャプテンは、「プレッシャーもありますけれど、ここで合宿をはってきましたので。日の丸を揚げることがみんなの目標。1番上は難しいかも知れないけれど、3位には入りたい」と、女子同様に3位入賞を目標に設定している。メンバーの現在の調子は、「小西が上り調子ですね。小浦が練習場では良い球を打っていますが、コースに行くと…」と、冷静に分析している。しかし、それでもメンバーへの信頼は薄らいではいない。「第3ラウンド、第4ラウンドでベストのところに持っていきたい」と、優勝争いを見据えている。女子チームは押立コースを得意としていたが、「男子は入山の方が良いですね。押立の方が苦手意識があるかも」と、入山コースをプレーする明日の第1ラウンドは、願ったりというところか。「だから明日はチームで5アンダーパーを目指したい。最終的に12アンダーパーが出せれば」と、スタートダッシュを目論む。
練習ラウンドを含めて6日間の長丁場の戦いは、見えないプレッシャーと体力勝負になる。「体を休ませながら、練習量を加減したり、早く寝かしたりするのも、私たちの使命ですから」と、堀田キャプテンはチームの全てを見据えて、ホスト開催に臨む。

本選手権には、世界アマチュアゴルフランキング上位25名中、13名が各チーム代表として名を連ねている。同ランキング3位のマリオ・ガリアノを擁するスペイン、同4位のマーカス・カインハルトがエースのスウェーデンらヨーロッパ勢、アジア太平洋地区の強豪、オーストラリアら69チームの出場が予定されている。
本選手権出場の世界アマチュアゴルフランキング上位者(8月31日時点)は以下の通り。
3位:マリオ・ガリアノ(スペイン)
4位:マーカス・カインハルト(スウェーデン)
5位:レナート・パラトール(イタリア)
6位:ブラッドリー・ニール(スコットランド)
10位:アシュリー・チェスタース(イングランド)
11位:ボー・ハスラー(アメリカ)
12位:ジィジェルモ・ペレーラ(チリ)
13位:ジョン・ラーム(スペイン)
14位:デニー・マッカーシー(アメリカ)
18位:グラント・フォレスト(スコットランド)
19位:ルーカス・ハーバート(オーストラリア)
20位:キャヴィン・グリーン(マレーシア)
24位:ライアン・エバンス(イングランド)

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