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Championship Report

競技報告

2014年度(第29回)アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権

【連覇を狙うアメリカと、スウェーデンは1打差2位タイと好位置をキープ】
第2日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
Yoshitaka Watanabe
Beau Hossler(アメリカ)
Denny McCarthy(アメリカ)
大会最多の14勝を誇るアメリカ。最多優勝記録更新を連覇で飾るべく、ボー・ハスラーが66とチームを引っ張ると、ブライソン・デ シャンボーも11、13番でバーディを奪ってみせる。しかし、「15、16、18番の3ホールでチャンスを逃してしまった」と前半は2アンダーパー。後半も2バーディで67とチームに貢献したが、その表情は嬉しさよりも安堵感の方が大きかった。「今日は、ボーが66をマークしてくれて、チームスコアを押し上げてくれたので、嬉しいです」と話す。ボー・ハスラーも、「2日間で自分のスコアが9アンダーパーは調子が良い証拠。嬉しいです。いい精神状態で試合に挑むことができていると思います。だから、この
Marcus Kinhult(スウェーデン)
Adam Blomme(スウェーデン)
試合では勝つと信じています」と最多優勝記録更新を信じて疑わない。キャプテンのジム・ハイラーも「メンバーは良いプレーをしてくれました。とても良い流れで来ています」と、ゲームプラン通りの2日間を振り返る。第2ラウンドでは50分の中断も「少しリズムを乱すかと心配しましたが、いいペースを守ってくれました。彼らは経験値が高い選手たちですから」と、メンバーのプレー振りに全幅の信頼をおいている。「2位タイという順位は、いい位置だと思います。この順位にいることで、ワクワクしています」と、高ぶる胸の内を語ってくれた。

同じく2位タイと好位置で第2ラウンドを終えたのがスウェーデン。首位タイから一歩後退したが、選手の表情は明るい。イングストームキャプテンも「昨日のハンネスと今日のアダムがしっかりと役割を果たしてくれています。彼らを誇りに思います」と、満足げ。「選手たちは明るい性格で、良い時間を過ごしています。これが一番重要なことで、順位については、あまり考えないようにしています」と過度のプレッシャーを与えないように気をつけている。8月のユースオリンピックの男女混合戦で金メダルを獲得して世界アマに乗り込んできたマーカス・カインハルトは「今日は昨日と比べると、まとまりがなかった。前半9ホールはなんとかパーセーブしました」と、2バーディを奪いながらも苦しいプレーだったと胸中を吐露する。それでも、11番のバーディで勢いをつけて後半で3つスコアを伸ばし5アンダーパーでホールアウトする金メダリストの底力を見せつけた。「14番の3パットでのボギーだけがグリーン上で唯一のミスです」と、1つのミスに悔しさが残るが、「あとは全体的に良かったです。あとは、最後までチームで考えたゲームプランをしっかりとキープすること」と、あくまでフォア・ザ・チームの精神で、上位進出を狙うつもりだ。

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