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【100回記念大会に華を添えた歴代優勝者】 |
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第1日
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競技報告:JGA 写真:Y,Watanabe |
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1907年に創始された日本アマチュアゴルフ選手権。途中、風水害や太平洋戦争による開催中止があったものの、今年、第100回記念大会を迎えた。
本選手権は、日本ゴルフ界の黎明期からアマチュアプレーヤーの最大の目標であり、歴代優勝者の方々は、日本ゴルフ界の礎となられた。日本アマの優勝杯に名を刻むことは、アマチュアプレーヤーにとって何物にも代えがたい栄誉であり、日本ゴルフの歴史を紡いできた先達の誇りを引き継いでいく証を手に入れることでもあろう。
JGAは、そのレジェンドともいえる歴代優勝者に敬意を表し、第100回記念大会に過去の歴代優勝者の方の出場資格を付与させていただいた。
その資
格で本年の日本アマに出場したのが、1981年大会優勝の内藤正幸、1982年大会優勝の金本勇、1985年大会優勝の中川隆弘、1989年大会優勝の尾家清孝、2000年大会優勝の和田博の5人。内藤、中川、尾家、和田の4人は第49組でのプレー。
ときに軽口を叩きあいながら、ショットの前の視線は、現役当時のまま眼光鋭く目標を射抜く。さすがにスコアこそオーバーパーを叩いたが、ホールアウト後の表情は5人とも充実していた。「100回大会にJGAから僕らに声をかけてもらえたことを、本当に光栄に思うし、嬉しい。ありがとうと言いたい」と内藤が笑顔で話せば、75歳の日本アマ最年長出場記録を更新した金本も「懐かしい顔に久しぶりに会えて、本当にうれしい」と、流れる汗もそのままに、白い歯を見せる。
この二人が異口同音に話すのは、「やっぱり、日本アマは別格なんですよ。僕らにとって特別なものなんです」という言葉。第100回大会記念を制し、優勝杯に新たに名前を刻む選手も、彼らレジェンドたちのように日本アマへの思いを引き継いでくれるだろう。
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