星野陸也は小野ゴルフ倶楽部と廣野ゴルフ倶楽部の練習ラウンドを終えて「小野のほうが、スコアが出る」と手ごたえを感じていた。ところがいざふたをあけてみると、第1ラウンドで小野ゴルフ倶楽部を回った星野は、パープレーの72だった。「ティーショットの調子が悪くて」スコアメイクにてこずった。小野でスコアを伸ばし、廣野では耐えるという戦略は、早くも頓挫してしまったのだ。
第2ラウンドは廣野ゴルフ倶楽部。彼は「距離が長いので難しい」と警戒していた。いやおうなく、ドライバーも「思い切り振るしかない」が、それが返って良かったようだ。思い切り振り切ることで逆にボールは曲がらなくなった。それに加え、この日は「パ
ターが良かった」。10番ホールからスタートし、10、12番とバーディを獲り、前半は34で回った。そして、ハーフターンしたあとの1番では第2打でなんと8番アイアンを持ち、3メートルにつけてイーグルを奪った。そのあと2バーディ・2ボギーで後半も34で回り、この日は4アンダーパー68をマークした。
「ギリ修正できました」と顔がほころぶ。「いい感じをつかめました」と明日からのマッチプレーに対しても手ごたえを感じているようだ。昨年の大会では、初めての出場にもかかわらず、見事にマッチプレーに進んだ。ただ1回戦で幡地隆寛に1アップで敗退した。今回は昨年の成績を上回り、そして少しでも上位に進みたい。まずは1回戦突破を。雪辱を誓う。
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